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2024年7月31日
教育庁
中高生に音響工学、生命科学、医学など、さまざまな分野への興味を持ってもらおうと、7月12日、都立小石川中等教育学校(文京区)で「軟骨伝導集団音響システム実験」が行われました。人間が音を聞く方法は、空気を震わせ鼓膜を通して伝達する「気導」、頭蓋骨などの骨を震わせて聴覚神経に伝達する「骨伝導」、そして頭蓋骨は振動させず、耳付近の軟骨から音が伝わる「軟骨伝導」の3つがあります。
軟骨伝導は2004年に奈良県立医科大学の細井裕司教授(現同大学学長)が発見。以後、骨伝導に続く第3の聴覚として幅広い分野で活用されています。
実験で生徒たちは体育館の床に寝転んで耳を床につけ、細井教授と奈良女子大学の犬伏雅士特任教授が用意した音を、軟骨伝導を介して聞きました。
参加した中学2年生の生徒は「こんな素晴らしい実験に参加できてうれしい。自分は耳が塞がるイヤホンが苦手なので、軟骨伝導なら解決してくれるかも」と話していました。
寝転んで耳をつけ、床から聞こえる音を聞く生徒たち
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