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2024年3月28日
産業労働局
1月23日、東京国際フォーラム(千代田区)で、女性の登用に向けた経営者の意識や職場の文化の変革を促すイベント「東京女性未来フォーラム」が開催されました。
基調講演では、エステー株式会社の鈴木貴子会長が「女性の登用はイノベーションに不可欠で、男性ばかりの同質化された組織から生じる様々なリスクを回避する第一歩。アンコンシャス・バイアス【注】が根深い日本の社会で、ガラスの天井を下から突き破るのは極めて難易度が高い。だから、経営層の皆さんがガラスの天井を上から突き破って、意思決定層に女性を登用してほしい」と話しました。
【注】「女性だからこうあるべき」など無意識の思い込みや偏見
日本を代表する企業の社長によるトークセッションでは「女性登用でイノベーションを実現できる組織へ!」「女性の登用を進め、誰もが能力を発揮しやすい職場へ!」の2つのテーマを挙げ、企業トップが率先してリーダーシップを取って課題を進める重要性や具体的な取組が語られました。
鈴木貴子会長
社長らによるトークセッション1。左から千林紀子氏(アサヒバイオサイクル株式会社)、奥田健太郎氏(野村ホールディングス株式会社)、出雲充氏(株式会社ユーグレナ)、表輝幸氏(株式会社ルミネ)
社長らによるトークセッション2。左から二人目小巻亜矢氏(株式会社サンリオエンターテイメント)、日色保氏(日本マクドナルドホールディングス株式会社)、木原正裕氏(株式会社みずほフィナンシャルグループ)、岩槻知秀氏(レバレジーズ株式会社)
その後、フォーラムに出席した小池知事と企業30社で、女性活躍とダイバーシティ経営の推進に向けた共同宣言が行われました。
知事は「女性のパワーをもっと取り入れ、誰もが個性を生かして力を発揮できる環境を整えなければならないと思っている。企業における女性管理職比率は徐々に上がり、1割を超えたが、世界的に見ればまだまだ低い。共に女性の登用を進める企業のネットワークを更に広げていきたい。社会の意識や行動が変わっていくことで、女性の活躍が当たり前になってくる。女性活躍という言葉そのものが使われなくなる。そんな東京にしていきたい」と話しました。
共同宣言に参加した企業と知事の記念撮影
知事の共同宣言パネル
交流会を視察する知事
また当日は、宣言の実現に向けて、具体的な事例を紹介するパネルディスカッションや交流会も開催されました。参加者からは「このような企業の宣言で、やる気になった企業が多くいるのではないか」「日本を代表する企業のトップの方々から貴重な考えや取組が聞けて良かった」「情報交換会ではリアルな話が聞けて勉強になった」という感想が挙げられました。
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