ここから本文です。

都政レポート  2024年3月27日  生活文化スポーツ局

うまい話は怪しい・・若者のトラブル110番

3月11・12日、東京都消費生活総合センター(新宿区)をはじめ都内区市町の消費生活センターなどで無料特別相談「若者のトラブル110番」が一斉に実施されました。昨今、若者を狙った悪質商法が後を絶たず、深刻な状況に陥る人が少なくありません。
「オーディションで合格と言われレッスン契約させられた」「マッチングアプリで知り合った人に投資を勧められたが儲からない」「美容や脱毛の広告などに安い料金が書いてあり、実際に店に行くと高額なコースを勧誘される。今日決めるなら割引するなどと言われ契約してしまう」などのトラブルが多発しています。
東京都消費生活総合センターの高村淳子相談課長は「若い人がモデルやタレントにあこがれる気持ちはよくわかるが、本当に才能があると見て事務所が育てたい場合、本人に大金を払わせることはない。どんな話でも『お金を支払って』などお金の話が出たらおかしい、とまずは疑って。また美容関連の商品も、高額なローンが自分のお給料で払えるのか、借金までして払う価値があるのか、しっかりと考えてほしい」と話していました。
現在、成年年齢は18歳に引き下げられ、18歳になると親の承諾なしで高額な買物やお金を借りることが可能になる反面、未成年者取消権【注】が使えなくなりました。
【注】未成年者が親の同意を得ずに契約をした場合に契約を取り消すことができる制度

うまい話には必ず落とし穴があります。「若者のトラブル110番」は終了しましたが「188(消費者ホットライン)」に電話をかけると、近くの消費生活センターや消費生活相談窓口につながります。怪しいと思ったらすぐに消費生活センターなどにご相談ください。

 

相談の様子

電話での相談を聞く職員たち

 

ポスター画像

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.