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2024年3月18日
子供政策連携室
「非認知能力」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。IQや成績など数値化できる知的能力は認知能力と呼ばれています。これに対し「自尊心」や「意欲」などの自己にかかわる心の力と、「共感」や「思いやり」など社会性にかかわる心の力は非認知能力と呼ばれています。
都は東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)と協力し、こうした心の育ちを応援しながら、乳幼児の成長・発達をサポートする「とうきょう すくわくプログラム」に取り組んでいます。このプログラムでは、幼稚園や保育園の環境や特徴を活かしながら「光」「音」「植物」などのテーマに沿い、乳幼児の興味や関心に応じた探究を積み重ねることを通じて、豊かな心の育ちをサポートしていきます。
先日、このプログラムに協力している江東区の塩崎保育園での活動がメディア向けに公開されました。
この日は5歳児クラスでの活動で、テーマは表現。絵本「エルマーとりゅう」を題材に、子どもたちは絵本に書いていないことを想像しながら、絵具で紙などに思い切り自由に描いたり、ブロックや跳び箱を使って表現したりしました。活動後には園の先生たちによる活動の振り返り時間があります。次につなげるための話し合いはこのプログラムの特徴の1つです。
その中で、子どもたちと一緒に作業した先生は「跳び箱を跳んでいた子は、ぱっと見、跳び箱を跳んでいるだけに見えたが「竜みたいに飛べるかな」とつぶやいていた。実は竜になりきっていた」と話していました。
都はこのプログラムを令和6年度から都内全域の幼稚園・保育園を対象に広げる予定です。
思い思いに描いていく子どもたち
いろんな色を混ぜて
プログラムに参加した園の先生たちとCEDEPから派遣された協力アーティストのひぐちけえこさん(右から二人目)
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