2024年3月15日  産業労働局

「東京」で働く外国人を応援　観光産業での外国人材活躍支援セミナー

東京を訪れる外国人旅行者が増える中、都はインバウンド需要を取り込むため観光産業での外国人材の活用を進めています。そこで3月8日、観光業界への就職を希望する外国人留学生などを対象とした、外国人材活躍支援セミナーがオンラインで実施されました。講師の株式会社TEN・大山シアノさんが、おもてなし文化の起源、行動や態度、表情など非言語のコミュニケーションが日本ではいかに大切かなどを話しました。またおもてなしのビジネスマナーとして、笑顔と挨拶、清潔なみだしなみ、時間を守ることなどが日本では重要であることも伝えました。
グループ別のディスカッションで受講生は「日本の接客にはルールがたくさんあって難しい」、「日本人の接客は客の気持ちを考え、適度な距離を保ち、心地よい関係を意識している」と話していました。他に「丁寧な日本の接客に触れ、自分もやってみたいと思いセミナーに参加した」という声がありました。
最後に大山さんは「2022年、東京への国内外からの旅行者は約5億4500万人。旅行者による消費額は5兆円超だった。^【注】コロナが過ぎ、全体がまだ伸びる傾向にある。観光産業としても大きなマーケットなので好きな分野を見つけて就職活動してほしい」と話しました。

【注】東京都観光データカタログ

あいさつの重要性を語る大山さん

• 観光産業外国人材活用支援事業