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都政レポート  2024年2月6日  政策企画局

若者アンバサダーと考える「みどりと生きるまちづくり」開催

昨年の11月28日、シティラボ東京(中央区)で「みどりと生きるまちづくり」と題したプレゼンテーションイベントが開かれました。
このイベントは「東京グリーンビズ」というプロジェクトの取組の一環として行われたものです。東京グリーンビズとは、緑の価値を高め、100年先を見据えた未来に継承していくためのプロジェクト。様々な方々と協働・対話をしながら進めていくこと、その中でも特に次世代を担う若者と一緒に政策を考えていくことに重きを置いています。そこで今回、DO!NUTS TOKYO若者アンバサダー【注1】である4名が「自然と調和した持続可能な都市」の実現に向けた解決のアイデアを発表しました。

【注1】都との連携協定の下でCO2削減アクション・ムーブメントを進める活動(DO!NUTS TOKYO)において、企業や行政との対話、共創などの活動に取り組む若者メンバー

発表の概要は以下の通り。

『都市空間を心踊る・創造性の発揮できるキャンバスに〜市⺠と緑との親密さを向上〜』
米澤友基さん(東京大学理科一類)

気候変動や自然界の課題を、自分事として捉えることが少ないこと、また現在の都市空間は無機質な建物などが多くワクワクする機会が少ないことと提起。AR技術や生成AIなどを活用しリアルなまちをイメージすることで、人々の理解、行動、ワクワク感アップにつなげていくべきと提案しました。加えて、グリーンビズに取り組むにあたっては、「楽しむ」「仲間にする」という視点で考えることも重要と提言しました。

学生の画像1

米澤さん

『放置林をなくし都内の森を循環させよう』柴真緒さん(東京大学大学院農学生命研究科)

整備が行き届いていない人工林の問題を取り上げ、「モリサーチ」というサイトの構築を提案しました。これは、サイトから得られる広告収入で、対策費用を捻出しようというものです。また、現状使いにくいといった課題のある間伐材利用について、その活用を広げることを目的に中学生向けの木工コンクールを実施することも提案し、中学生が森の循環について考えるきっかけにもなるとまとめました。

学生の画像2

柴さん

 

『〇〇らしい緑の都市デザイン 〜土地の精霊と会話しながら、みんなで進めるまちづくり〜』
鳥井要佑さん(東京大学大学院農学生命科学研究科)

まちづくりを進めるにあたっては、市民との合意形成が非常に難しい課題であると問題提起。この課題解決のために、画像生成AIを使い、それぞれが求めているまちのイメージを具体化し、地域づくりに気軽に参加できるデジタルプラットフォームを構築するべきと提案しました。また、まちづくりには「自然」の立場から考えることも重要とし、伝承、文化、過去の土地情報、生命/生物、気候などの情報を集約した上で、土地の精霊という架空のキャラクターを生成し、言語モデルとしてまちづくりの対話に参加してもらうことも提案しました。

学生の画像3

鳥井さん

『「参加したい!」をもっと引き出す仕組みづくり』伊藤正人さん(Value Frontier株式会社)

東京では自然体験が十分にできないこと、親に情報が届かず体験格差が生じていることを課題に挙げ、本人や親に直接届けるなど広報活動をアップデートすることや都心部での自然体験の企画開発を提案しました。具体的に、ターゲット層が利用しているアプリを活用した周知展開や身近な公園での新たな体験学習プログラム制作などを挙げました。

登壇者の画像

伊藤さん

イベントの最後の講評で政策企画局の古谷局長は「東京グリーンビズの“ビズ”は協働すること。これからも緑について皆さんと一緒に考えていきたい。自分事としてみんなで作っていくことが大切」と述べました。

 

局長の画像

コメントをする古谷局長(右)。左は小林光サステイナブルライフスタイルTOKYO実行委員会 副委員長

 

記念撮影の画像

記念撮影。左から小林さん、古谷局長、伊藤さん、鳥井さん、柴さん、米澤さん

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