2023年8月9日  教育庁

教職員による性暴力を想定した初動対応訓練実施

教職員による児童・生徒への性暴力が起きた可能性がある場合、被害を受けた児童・生徒が安心して話せるよう児童・生徒の負担に十分配慮した初動対応が重要です。その初動対応訓練が7月20日、台東区立谷中小学校で24名の教職員などが参加して実施されました。訓練は参加者が児童役と教員役などになり架空の事例を想定したシナリオに沿って行われました。
参加者からは「大人が演じても重苦しい気持ちになった」「怖い思いをしたのだから、絶対に守る、あなたの話を聞いているという姿勢が大切だと感じた」「実際に起きたときは教職員が児童の味方であることを伝えたい」といった感想がありました。

教育庁の担当課長は「性暴力は児童・生徒が誰かに相談するまでのハードルが高く、発見しにくい場合がある。今年度からこのような訓練を実施し、児童・生徒が安心して相談するために必要な配慮を学校全体で考えることで、性暴力防止への感度を高め、被害の未然防止や早期発見に繋げていきたい」と話しました。教育庁では今年度、都内すべての公立学校でこのような初動対応訓練を実施する予定です。

• 「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」はホームページをご覧ください。

参加者は架空のシナリオに沿ってそれぞれの役を演じている

校内のトイレ個室に貼られた相談を促すポスター
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