トップページ > 都政情報 >とちょうダイアリー > これまでの都政レポート > 都政レポート/2022年 > 8月 > 売り切れゴメンをなくそう「見えベジ」
ここから本文です。
2022年8月30日
産業労働局、公益財団法人東京都農林水産振興財団
東京にも農地があります。そこでとれた農作物を農家の庭先や直売所などで販売している光景もよく見かけます。またそういった直売所の野菜は人気があります。でもお客さんの側は行ってみないと何が販売されているか分からなかったり、せっかく行っても売り切れていたり。生産者の側も売れ行き状況がわからず、補充のタイミングも難しいという課題がありました。
そこで都、(公財)東京都農林水産振興財団東京都農林総合研究センター、Veggie株式会社、株式会社LAplust、東京大学大学院農学生命科学研究科と、スマートフォンで庭先直売所の売り場を見られるカメラとアプリ「見えベジ」を共同で開発しました。
「見えベジ」は庭先直売所に設置したカメラで売り場を撮影し、クラウドに自動で送信してホームページ上で見ることができるシステムです。消費者はアプリで売り場のリアルタイム映像を見てお目当ての農作物を買いに行くことができます。また生産者は直売所にいなくても農産物の売れ行きを確認して品切れを防ぐことができます。
昨年の試験運用で行ったアンケートでは約9割の消費者から「買い物に役立つ」と評価。生産者からは「売り場管理の省力化や集客などに活用できる」との評価を受けました。東村山市の斉藤農園は約100年の間この地で農業を営んでいます。斉藤岳洋さんは「たくさんの人に売り場の様子を見てもらえれば、お客さんがもっと来てくれるかなと思う。今は携帯を見る人が多いのでこういうアプリはこれからは必要なのではと考えている」と話していました。
アプリで斉藤農園の売り場状況が一目でわかる
店頭に設置されたウェブカメラ
野菜を手にする斉藤さん
おいしい野菜がたくさん。斉藤農園の直売所
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.