第21回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議
府中に専用医療施設を用意

26日、第21回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議が開催されました。新規陽性者数の7日間平均は25日時点で約400人と大幅に増加し、これまでの最高値となりました。

専門家は「このままの増加比が4週間続けば新規陽性者は約2.3倍程度になる。通常医療が圧迫される深刻な状況が目の前に来ている。早急に拡大防止策を講じなくては。自宅療養者の増加により、その健康観察などを担当する保健所の負担が増えている。保健所への支援が必要だ。基礎疾患のある人、肥満、喫煙歴のある人は、若年でも重症化リスクが高いことを普及啓発する必要がある」と話しました。

会議では、来月16日から軽症または中等症の人が入院できる専用の医療施設運用を開始することを明らかにしました。旧都立府中療育センター施設（府中市）を整備し、介護が特に必要な人、日本語や英語が話せない外国人、英語圏以外の言語を話す外国人など、他病院で受入れ困難な人の対応もします。