トップページ > 都政情報 >とちょうダイアリー > これまでの都政レポート > 都政レポート/2020年 > 11月 > 「明るくうれしい世界で生きて」少年の更生を支援する特別授業

ここから本文です。

都政レポート  2020年11月30日  都民安全推進本部

「明るくうれしい世界で生きて」少年の更生を支援する特別授業

17日、多摩少年院(八王子市)で「特別授業」~青少年の暴力団加入阻止及び再犯防止に向けて~が開催されました。
この授業は、元プロボクサー川嵜竜希(かわさきたつき)さんによる講演や劇団による演劇を通し、退院後の暴力団加入を阻止し更生を支援するものです。都と法務省、警視庁などが連携して実施しました。

川嵜さんは10代のころ2か所の少年院に入所。退院後、暴力団構成員となり、薬物依存に陥りました。その後、組織を脱退し、約8年間、プロのボクサーとして活躍しました。現在は、福祉サービス支援員として働いています。

講演では、早くに母親を亡くし、家族愛に飢えていた子ども時代のこと、父親の末期がんをきっかけに、薬物依存や暴力団をやめたいと決意。そしてボクサーの道を選んだことなどを話してくれました。いま、川嵜さんは結婚し、お子さんもいてとても幸せ、と言います。
「この野郎、とかふざけるな、とか思っていると、どんどん悪くなっていく。悪い波長の場所にいると悪いことが集まってくる。悪いところに行ってはいけない。もし、悪いところにいる誰かを助けたいと思うなら、警察に頼むこと。警察にいうことは裏切りではなく、その人を助けることだ。この先、もし悪いことをしそうになったとき、今日の講演を思い出して。そっちは明るく嬉しい世界じゃない、そっちに行ったらダメだと言ってたなって。みんなにも幸せな世界で生きてほしい」と話しました。

川嵜さん

川嵜竜希さん

過去の川嵜さん

上映された川嵜さんの紹介VTR

演劇の様子

「暴力団と交際しない」を演劇で上演

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.