トップページ > 都政情報 >とちょうダイアリー > これまでの都政レポート > 都政レポート/2020年 > 9月 > 「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ」 いま私たちにできること
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2020年9月3日
総務局、(公財)東京都人権啓発センター
夏休み明けの新学期が始まる日は、子どもの自殺が多い日です。東京都人権プラザは、一昨年からいじめ等で心と体を傷つけられて亡くなった子どもたちのメッセージ展を開催してきました。今年も新型コロナウイルスへの対応で短くなった夏休みが終わるタイミングにあわせ、亡くなった子どもたちのメッセージを集めたパネル展示(8月18日から8月25日まで)と、メディア向けのカンファレンス(21日)などを行いました。
「いま私たち一人ひとりにできること」と題したカンファレンスには、小森美登里さん(NPO法人ジェントルハートプロジェクト理事)、髙橋知典さん(弁護士)、堀潤さん(ジャーナリスト)が参加、YouTubeでもライブ配信されました(現在は終了しました)。
自身もお子さんをいじめで亡くされた小森さんは、「もしかしたら、周りに9月の始業式が恐怖となっている子がいるかもしれない。みなさんにお願いしたいことは、その子たちの負担にならない程度の声掛けをしてほしい」。
子どものころいじめにあっていたという堀さんは、「自分はいじめられてもいつも笑っていた。みじめな気持ちになりたくなかったし、周囲に知られるのも嫌だった。笑っているからといって、大丈夫なわけではない。最近はSNSでの被害も増えている。SNS上のいじめはわかりにくいが、反面、証拠が残るので解決しやすい点もある。いずれにしても、大人が味方してくれるんだ、と伝えることが大事」と話しました。
学校問題に詳しい髙橋さんは、「今できることは何かと考えたとき、直接子どもたちと関わる先生たちの負担を減らすことではないかと。例えば事務員を増やし先生の事務作業を減らすなどして、子どもとの時間を増やすことができれば」と話しました。
小森美登里さん
髙橋知典さん
堀潤さん
展示の様子
小森さんのお子さんのメッセージと写真
問い合わせ先 総務局人権部人権施策推進課 |
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