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2020年8月4日
環境局、京都大学、国立科学博物館
小笠原諸島の聟島(むこじま)列島から新種の植物が発見され、「ムコジママンネングサ」と名付けられました。本種は、これまで同諸島の聟島・父島列島に分布する絶滅危惧種のムニンタイトゴメとされてきましたが、聟島列島産のものは新種であることがわかりました。
今回の研究は、2016年に東京都小笠原支庁の公式Twitterアカウントが、小笠原諸島にある無人島、聟島列島に生育していたマンネングサの一種、ムニンタイトゴメ(環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類)の自生地写真を投稿し、それを2018年に京都大学大学院農学研究科 伊東拓朗日本学術振興会特別研究員(研究当時、現:東北大学助教)が目にしたことから始まりました。
聟島列島の植物は海岸の断崖絶壁に生育することなどから、ヤギの食害を免れて生き残ってきたと考えられます。「ムコジママンネングサ」の祖先がいつ聟島列島にたどり着き、どのように進化を遂げてきたのかはまったくの謎に包まれています。
新種のムコジママンネングサ
聟島列島にある媒(なこうど)島の断崖絶壁に生育する
ムコジママンネングサ
父島列島産のムニンタイトゴメ
従来ムコジママンネングサも同一種と考えられていた
ムコジママンネングサの地下茎
夏はこの状態で地下休眠する
問い合わせ先 環境局自然環境部緑環境課 電話 03-5388-3454 |
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