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都政レポート  2020年1月24日  政策企画局

東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会(第3回)開催

1月15日、東京国際フォーラム(千代田区)で、東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会(第3回)が開催され、谷垣禎一名誉顧問、小池知事のほか、パラ応援大使である懇談会メンバーが参加して意見を交わしました。
パネルディスカッションでは、「円滑な移動の確保(情報提供・人的支援)」と「心のバリアフリーを広めるために」という二つのテーマが議論されました。
「円滑な移動の確保」では、稲垣具志日本大学理工学部助教が「設備の整備や、駅やバス停の管理者たちのサポートだけでは足りない。駅からバス停へ、バス停から目的地へというその間の移動を埋めるサポートこそ、我々ひとり一人がやることではないか」と投げかけ、三浦浩選手(パラパワーリフティング)からは、TOKYO Data Highway構想と合わせて、5Gを活用した新たなシステムで誰でも必要な情報を得られる社会への期待が語られました。
「心のバリアフリーを広めるために」では、星加良司東京大学大学院バリアフリー教育開発研究センター准教授が「パラリンピックは個人の困難を個人の努力と勇気で乗り越えていきましょうというメッセージに陥りやすい」と警鐘を鳴らし、「障害を持つ人が何故様々な局面で苦労するのか。それはその人が障害を持っているからではなく、すべての人が困難なく過ごせるようになっていない社会の方に問題があるからだという認識を持ち、パラリンピックを機にその社会をどう変えていけばよいか考え続けていくことが重要」と強調しました。
最後に小池知事は「1964年の東京オリンピックはハードの整備がレガシーで、それを元に高度成長期を迎え、大量生産、大量消費、そして大量廃棄の時代に入った。2020年は、大会後もずっと成熟した社会が続くような持続可能な成長でなくてはならない。そのためにもパラリンピックの成功は必要だ」と述べ、1月15日から開始したパラリンピックチケット第2次抽選販売に応募してぜひ会場を満員にしてほしい、と呼びかけました。

集合写真

知事の写真
挨拶する知事

パネルディスカッションの写真
パネルディスカッションの様子

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