2019年12月24日  教育庁

都立工業高校生徒が東京メトロ総合研修訓練センターを見学

12月16日、東京メトロ総合研修訓練センター（江東区）で、都立工業高校生徒の合同職場見学会が行われました。
この見学会は、都教育委員会が、キャリア教育の一環として行ったもので、早い時期から専門知識、技能の習得に向けたモチベーションを高めるとともに、職業観の育成や企業への理解を深めることを目的としています。特に工業高校生の人気の就職先の1つであるとして、東京地下鉄株式会社の協力により初めて実施されました。
この施設は、鉄道員として最新技術に対する高度なスキルやノウハウを習得した人材の育成を目指して2016年に設置され、実物同様の訓練や研修ができることを特徴としています。

参加したのは電気・電子系を学ぶ都立工業高校7校（蔵前工業高校、杉並工業高校、練馬工業高校、足立工業高校、府中工業高校、多摩工業高校、田無工業高校）の1、2年生34人。生徒たちは、初めに東京メトロ電気企画課社員から業務の説明を受けた後、実際に信号操作や電気の監視制御、ホームドアの仕組みなどを学びました。初めて目にする設備に目を輝かせ、熱心にメモを取る姿が見られました。

見学を終え、社員への質疑応答の時間になると、生徒たちから「当社に就職するにはどうしたらよいか」、「入社したらどのような業務を担当するか」などの具体的な質問があがりました。
社員は「今日をきっかけに興味を持ってもらい、日々の学校の勉強を頑張って、将来日本の鉄道を担ってほしい」と話していました。