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2019年12月6日
戦略政策情報推進本部
11月27日、羽田空港第一ターミナルのロビーで、警備や案内等を行うロボット実証実験が行われました。
都は、東京の課題解決を先端技術により実現し、東京2020大会を契機に東京の技術力を国内外に発信しようと、2019年度から、ショーケーシング事業「Tokyo Robot Collection」を展開しています。
2020年を迎えるに当たり国内外から多くの人が空港を利用することが予想されており、警備業務の強化が必要となる中、企業の開発した4種類のロボットを同時に活用して、効率的な警備業務のあり方や、負担の軽減の実証が行われました。
綜合警備保障株式会社の「REBORG-Z」は自律走行しながら巡回し、空港利用者の座るソファの下を検索して、不審物を検出。
セコム株式会社の「セコムロボットX2」は、巡回、監視してゴミ箱を点検し、熱画像カメラによりあらかじめ準備されていた携帯カイロを検出。
また同社の「バーチャル警備システム」は、現実空間を写しこむ鏡状のディスプレイにAIを備えた等身大の警備員キャラクターを写しこんだバーチャルロボットが、接近する人の目をモーションセンサー技術で追跡監視。
テイケイ株式会社の「デジタル警備員」は、デジタルサイネージタイプで、設置されていることによる「見た目の抑止効果」、タッチパネルでの案内、遠隔での通話問合せ対応を実施しました。
都の担当者は「人がいる環境のなかで実証実験を行い、ロボットが人の役に立つことを実感してもらい需要性を発信していく。日本の技術力の高さをショーケース化することで、人とロボットの共存についてもアピールしたい」と話していました。
AIを活用した警備ロボット「REBORG-Z」
ソファの下の不審物を検出し、警備員に知らせる
自律走行して巡回監視を行う「セコムロボットX2」
熱画像センサー、金属探知機等を内蔵したアームでゴミ箱を点検
今回初めて公共空間で実験を行った「バーチャル警備システム」
近づく人の目をモーションセンサー技術により警戒・監視
監視業務及び案内業務を行う「デジタル警備員」
カメラと音声通話を活用して、問合せにタブレット端末で遠隔対応
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