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2019年11月28日
政策企画局
11月19日、都庁第一本庁舎45階南展望室で、「東京未来ビジョン懇談会」(以下、ビジョン懇談会)のメンバーと知事の意見交換が行われました。
ビジョン懇談会は、都の政策の推進や政策形成等に新たな発想を取り入れるため、若手の有識者、専門家をメンバーに迎え、東京の未来、東京の可能性について意見を交換しようと2017年に設置され、これまでに8回開催されました。2018年4月からは特設ホームページでビジョン懇談会のアウトプットとして「21世紀の豫言」として「TOKYOの未来を創る7つの資本と70の豫言」を公開しています。
この日、ビジョン懇談会メンバー9人(出席者一覧参照)が展望室に設置されているVRスコープ「Tokyo Future Travel Scope」を体験し、都庁おもいでピアノの演奏を鑑賞。続いて、現在、都が策定を進めている長期戦略について、知事とメンバーとの意見交換を実施しました。
小池都知事が「出会いがあり、結婚し子育てや仕事をしやすい東京を目指したい。自然を取り戻そうということで、外堀に蛍が飛び交うようにしたいといったことも考えている。皆さんの未来の東京への夢、希望、こんなことを是非、という話を聞かせて」と出席者全員に意見を求めました。
田口さんは「障害がある人も納税者になり働けるように。また、東京2020大会の前に、色々なバリアフリーの取組状況を精査するなどして、大会終了後の未来へのダイバーシティの目標を検討しては」、アブディンさんは「鉄道のホームドアの整備を視覚障害者のためにも進めてほしい。また、障害者にもスポーツのできる環境の実現を。障害者のジム利用はかなり限定されている」、青木さんは「世界の都市ランキングは総合3位だが環境分野は29位と伸びしろがある。街でのハードな暮らしに疲弊している身体を山や森で癒してみては」、市耒さんは「情報技術にとらわれ過ぎず、人の感性を中心とした『人づくり』が大切。創造性や芸術性などが情報技術と拮抗することで、新しい感動を世界に発信することができるようになると考える。また、パリジャン、ニューヨーカーなどというが、東京人とは言わない。2040年には文化的な素養や魅力を包含した『東京人』という言葉が世界で定着すれば」などの意見がありました。
これを受けて知事は、「皆さんと久しぶりにお会いし、新しい考えや、今までの考えに更に肉付けされたことを聞かせてもらった。都が策定を進めている長期戦略にまとめていきたいと思っているので、また皆さんの意見を聞かせて欲しい。東京を自分のやりたいことができる、チャレンジできるという素地があり、夢がかなう舞台を提供できる場所になれば」と締めくくりました。
出席者と意見を交わす知事
都庁展望室の「都庁おもいでピアノ」を囲む
展望室でVRスコープ「Tokyo FutureTravel Scope」を体験
出席者一覧(敬称略)
小池百合子 |
東京都知事 |
青木亮輔 |
株式会社東京チェンソーズ代表取締役 |
市耒健太郎 |
『恋する芸術と科学』主宰、編集長 |
浜田愛音 |
学生内閣JAPAN(旧:高校生内閣) |
大内尚樹 |
学生内閣JAPAN(旧:高校生内閣) |
菊地裕介 |
ピアニスト、東京音楽大学専任講師、株式会社演代表取締役 |
田口亜希 |
アテネ・北京・ロンドンパラリンピック射撃日本代表、一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事、日本郵船株式会社 広報グループ 社会貢献チーム |
西田圭志 |
三宅島漁業協同組合漁業研修生 |
メイミ |
介護福祉漫談家、特定非営利活動法人笑顔工場理事長 |
モハメド・オマル・アブディン |
学習院大学法学部政治学科 特別客員教授、特定非営利活動法人スーダン障害者教育支援の会代表理事 |
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