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都政レポート  2019年9月24日  総務局

防災に関する都民シンポジウム

9月16日、世田谷区二子玉川ライズのiTSCOM STUDIO & HALL(イッツコムスタジオアンドホール)で、「防災に関する都民シンポジウム」が行われました。
このシンポジウムは、災害から自分や大切な人を守るために、一人一人が災害について知り、日頃からどう備えるかを、防災の専門家を迎えて一緒に考えようと実施され、会場は事前応募の参加者で満員となりました。ステージには、藤本美貴さん(タレント)、斉田季実治さん(株式会社ヒンメル・コンサルティング代表、気象予報士)、コーディネーターの冨川万美さん(特定非営利活動法人ママプラグ アクティブ防災事業 代表)、小池都知事が登壇し、第1部は「地震災害」、「風水害」、「多様な方々への配慮」の3つのテーマで話し合われ、第2部は参加者からの質問に登壇者が答える形で進められました。

2児の母である藤本さんは「小さな子供がいる親は、子供が騒がないか、授乳場所はどうしようか、おむつ替えはどうしようかと不安になり、避難所利用を躊躇するかもしれない。ママ友や地域の皆さんと協力し合えたら」、テレビ番組の気象コーナーを担当している斉田さんは「我が家は子供たちに連絡先と『災害用伝言ダイヤル』の171を書き添えた自分の名刺を持たせている。今は、風水害時の『警戒レベル』を数値で示すようになったので、避難のタイミングを判断する参考になる。事前に防災マップ等で今いる場所の情報を確認して」と話しました。「東京くらし防災」の作成に携わった冨川さんは「アレルギーのある方が緊急時に備えてアレルギーメモを携行するなど、ちょっとした工夫が避難生活を快適なものにする」と述べました。
知事は、「昨日は大島、新島、神津島、利島を訪れ、台風被害を確認した。また、都から千葉の台風被害に、ブルーシートをはじめとする様々な協力を開始している。今日のシンポジウムをきっかけに、皆さんにいつ災害がやってくるかもしれないと意識し、自助、共助、公助の大切さを改めて考えてほしい。都は『東京マイ・タイムライン』、『東京都防災アプリ』、『パパママ東京ぼうさい出前教室』などの事業を行っており、今後も都民の安心安全に係るセーフシティの推進にしっかり取り組んでいく」と話しました。

イッツコムホールの外の二子玉川ライズ周辺では、東京都主催の防災イベント「わくわく!みんなでぼうさいフェスタ!」も開催されており、沢山の防災に関する出展ブースが並びました。

 

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子。檀上左はコーディネーターの冨川さん

 

「東京くらし防災」を手に話す知事の写真
都の取組を説明する知事

藤本さんの写真
母親の立場から意見を述べる藤本さん

斉田さんの写真
「やさしいにほんごを使うことも大切」と話す斉田さん

 

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