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2019年7月26日
オリンピック・パラリンピック準備局
7月22日、完成間近の有明体操競技場を、オリンピアンの冨田洋之さん(体操競技)、田中琴乃さん(新体操)、伊藤正樹さん(トランポリン)の3人が訪れました。
有明体操競技場は、東京2020オリンピック・パラリンピックで体操(オリンピック)、ボッチャ(パラリンピック)の競技会場となります。本大会に向けて新設する会場の中で一番多く木材を使用しており、木の特徴を生かした木構造梁を採用することで、会場中央に柱のないシンプルな大空間を実現したアスリートファーストな設計となっています。
会場がある場所はかつて木材を集積する貯木場だったことから、「湾岸エリアに浮かぶ木の器」をコンセプトとして設計され、天井のアーチ梁はカラマツ、観客席のベンチや、断熱・防音機能も兼ねる外装は杉が使われています。また、会場周辺の路面は杉や桜の間伐材などを利用した木チップ舗装となっており、打ち水による暑さ対策の効果が期待されます。
競技場の全景
模型を見ながら説明を受ける選手たち
客席下の空間は屋外コンコースとして省コスト化を図る
耐火性能を備えた木のベンチ
建設現場作業員の歓迎を受けたあと、日建設計の高橋さん、清水建設の永田さんから会場についての説明を聞いた3人は、選手目線で競技会場の様子を見学しました。冨田さんは「木の香りが心地いい。天井が高くて演技がしやすそう」、田中さんは「観客席と競技エリアが近くて、応援の声を力にできる。のびやかに広く踊れそう」、伊藤さんは「観客席との距離が近いので、観客は選手の表情まで見える。ここで見た演技が観客の一生の思い出になるようにしたい」とそれぞれ感想を述べました。
有明体操競技場は、今年10月に完成し、11月に開催される世界トランポリン競技選手権大会がこけら落としとなる予定です。
有明体操競技場についての詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局ホームページ(競技会場等)をご覧ください。
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