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都政レポート  2019年6月18日  オリンピック・パラリンピック準備局

海の森水上競技場完成披露式典を開催

6月16日、「海の森水上競技場」の完成披露式典が開催されました。本施設は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会の開催に向けて、都が整備を進めている新規恒久施設のひとつです。
東京2020大会でボート、カヌーの競技が実施される海の森水上競技場は、2000メートルの競技コースを備え、その両端には波の影響を抑える締切堤が設けられたほか、雨水利用システムや遮熱性舗装など環境に配慮した技術が活用された施設です。大会後は、アジアの水上競技の中心となる国際水準の競技場として各種水上競技大会の実施、また海の森公園と連携したアウトドアイベントや水上スポーツ体験など、様々な活用が見込まれています。

青空に映える海の森水上競技場

小池都知事は、「本競技場は大会期間中、世界中から集まる選手や観客の熱気に包まれて、多くの人に感動を与える場となるだろう。また大会後は、アジア最高峰の水上競技場にしたい。水上スポーツに気軽に親しめる場所として、またユニークベニューとして様々なイベントに活用するなど、2020年以降も末長く愛される施設にしていきたい」と挨拶しました。
ジャンクリストフ・ローランド国際ボート連盟会長は「ボート競技にとって、今日は新たな拠点を得た特別な日。初めて視察に来たときに見た中央防波堤の水路から、こんな立派な競技場ができるとは想像できなかった。オリンピックにふさわしい競技場だ」、福田康夫日本カヌー連盟名誉会長は、「設計段階では風の影響などいろいろな課題があったが、それらをひとつひとつ克服して仕上げてくれた。水上競技を身近なものとしてエンジョイできる中心を担う場所になってほしい」とそれぞれ述べました。

知事の写真
挨拶する小池都知事

国際ボート連盟会長の写真
祝辞を述べるローランド国際ボート連盟会長

テープカットの写真

テープカットののち、ボート、カヌーのデモンストレーションが行われました。2019世界ボートジュニア選手権大会の日本代表である島田隼輔選手と仲澤春香選手は、ボート競技の魅力を「風を切って水面を進んでいく感じが爽快。また漕ぎ手が8人いるエイトなどは全員の動きをそろえないと舟が進まないので、その一体感も魅力」と語り、リオ2016パラリンピック競技大会で女子カヤックシングル8位となった瀬立モニカ選手は、「カヌーは障害者と健常者が分け隔てなく、一緒に競技ができる。水上は究極のバリアフリーと言われ、そこが一番の魅力だと思う」と話しました。

式典終了後は、日本ボート協会により「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催されました。招待されたオックスフォード大学・ケンブリッジ大学と日本の大学との対抗戦などのプログラムが行われ、多くの人が青空の下で新たなコースの完成を祝い、水上競技を楽しみました。

記念大会の写真

記念大会の観客席の写真

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