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2019年1月8日
中央卸売市場
1月5日、豊洲市場で築地から移転後、初めての初市(初せり)が開催された。
水産卸売場棟のマグロ卸売場のせり見学デッキで行われた「新年のあいさつ」では、卸売業者を代表して中央魚類株式会社の大滝義彦社長が、「今年は豊洲市場をどのように発展させ、使いやすい市場にしていくかを皆さまとともに考え、改善していく」、仲卸業者の東京築地魚市場大物業会の横田繁夫会長は、「豊洲市場は仲卸だけではなく、いろいろな方の活躍で成り立っており、それぞれの立場で最大限力を発揮し、発展させることが豊洲ブランドへの道」とそれぞれあいさつした。
小池知事は、築地からのスムーズな移転や、わずか3か月で新しい中核市場に育っていることに謝意と敬意を表した上で、「これからの長い長い豊洲市場の繁盛、隆盛は、皆さまの肩にもかかっている。大きく食生活や物流などが変わる中でも、中核市場としての立派な豊洲市場を皆さんとともに育てていきたい」と述べた。また、12日から毎週土曜日に開催される『豊洲市場Oishii土曜マルシェ』や15日から始まる水産卸売場見学デッキでのせり見学を紹介し、「多くの人たちに来場してもらい、関心を持っていただき、愛される市場になることを心から期待する。豊洲市場を盛り上げて、よりよい市場づくりにともに邁進していく」と話した。
青果棟では、東京シティ青果株式会社の鈴木敏行社長が卸売業者を代表してあいさつし、「閉鎖型の施設を生かした特色ある市場づくり」、「グローバル基準での安心安全の確保」、「目利きの技を生かし、築地からバージョンアップした販売」と目標を掲げた。
知事は、5街区(青果棟)での早期の安定的な営業に敬意を表し、「あっという間に豊洲ブランドができつつあることを嬉しく思う。閉鎖型の新しい市場は、より衛生的に管理できることが付加価値となって、消費者や世界へと発信されるよう、しっかりとお手伝いさせていただく」と決意を述べた。
この日の初市でのマグロの最高値は、青森県大間産の278キログラムの本マグロ(生)が、1キログラム当たり120万円(1本値 3億3,360万円)で競り落とされた。今回の取り引き結果は、記録のある平成11年以降、これまでの最高額であった平成25年の222キログラム、1億5,540万円を超えて、第1位となった。
せりを待つ生マグロ
マグロのせりの様子
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