フォトイン東京 2011(平成23年)
1月
「新春に咲く冬ぼたん」
ぼたんには早春と初冬の二期咲きの性質を持つ品種がある。このうち低温で開花する冬咲きのものを「冬ぼたん」という。今年も上野東照宮で「冬ぼたん」が雪よけの藁囲いの中で、寒さに耐えながら楚々とした可憐な花を咲かせていた。約40品種、600本のぼたんが元旦から2月中旬まで見られた。

写真:上野東照宮の冬ぼたん 2011.1.31撮影

ルフトハンザドイツ航空「日本就航50周年」記念式典
 ルフトハンザドイツ航空が日本に就航して50周年を迎えたのを記念して、1月24日、成田国際空港で式典が開催された。主催者挨拶、石原知事などによる来賓挨拶、署名式、テープカットの後、エアバスA380が「東京」と命名され、機体に塗装された「東京 TOKIO」の除幕式と鏡割りが行われた。

写真:成田国際空港で 2011.1.24撮影

ワタシタチも自助、共助
 外国人への防災知識普及と支援態勢確認のため、東京都は、1月18日、江戸東京博物館(墨田区)をメイン会場にした「外国人支援のための防災訓練」を実施した。各国の大使館職員、日本語学校の学生など40カ国以上の外国人約300人が、東京消防庁の隊員から適切な指導を受けながら、様々な訓練に積極的に参加した。
写真:人形を使って救助訓練をする参加者たち 2011.1.18撮影

椿咲く花の大島へどうぞ!
 約300万本の椿が自生する伊豆大島で、1月30日から始まる「第56回伊豆大島椿まつり」をPRするため、ミス大島をはじめとするキャンペーン隊が都庁を訪れ、石原知事へ島の椿などを贈るとともに来島を呼びかけた。「椿まつり」は3月21日まで島の各所で行われる。

写真:ミス大島の立木絵莉さんから椿の花束を贈られる石原知事 2011.1.12撮影
 2月
「東京ゲートブリッジ」がつながった
 2月27日早朝から始まった「東京ゲートブリッジ」中央部の最後の橋桁架設工事により、橋が一本につながり、その全景が現れた。橋の全長は2.9キロメートルであり、橋を含む東京港臨海道路総延長8キロメートルが平成23年度に全通すると移動時間が短縮し、周辺の道路混雑も緩和されるため、年間約300億円の経済効果が見込まれる。

写真:東京湾の船上より 2011.2.27撮影

「氷のオブジェ」が出現
 日本の滝百選に選ばれている檜原村の「払沢の滝」が1月31日、氷結率85%に達した。「払沢の滝」は4段の滝で、全段60メートル。厳冬期になると滝が氷結し、氷の造形は神秘的な美しさを見せてくれる。この日も多くの人たちが訪れて、「氷のオブジェ」に魅入っていた。

写真:氷結率85%に達した払沢の滝、2011.2.1撮影

今年も走った「第5回 東京マラソン2011」
 2月27日、「第5回 東京マラソン2011」が行われ、好天に恵まれた都心を約3万6000人のランナーが駆け抜けた。今年から新たに10万円以上を寄付した希望者が出場できるチャリティーランナーの制度では、71,845,000円余りの寄付金が集まった。その一部は、ニュージーランドの震災への救済に充てられる。

写真:チャリティーランナーと石原知事とのフォトセッション、2011.2.27撮影

「第2回 新規大卒者等合同就職面接会」を開催
 2月2日、東京都と東京労働局は今年3月卒業予定で就職未定者の学生や概ね20歳台までの既卒者を対象とした「第2回 新規大卒者等合同就職面接会」を11月に引き続き、東京国際フォーラムで開催した。午前、午後の2部制行われ、186社が参加し、求人数は1,442人。1,640人の参加者は企業との面接に真剣な表情で取り組んでいた。

写真:東京国際フォーラムの会場にて、2011.2.2撮影
 3月
「3月11日、午後2時46分」
3月11日、午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生した。また、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測した。これらによる甚大な被害のみならず、福島第一原子力発電所事故や大規模停電等も発生した。首都圏では交通機関の乱れにより、多くの帰宅困難者が出た。この地震及びこれに伴う災害は「東日本大震災」と呼称することとなった。

写真:地震直後、新宿中央公園に避難する人々。3月11日午後3時36分撮影

天皇皇后両陛下が避難所をご訪問
3月30日、天皇皇后両陛下が、足立区の東京武道館を訪問され、東日本大震災に伴う避難者を見舞われた。両陛下は約40分にわたり避難している方たちすべてのグループを回られ、一人ひとりに丁寧に声をかけられた。なお、東京都は味の素スタジアムや東京ビッグサイトでも避難者を受け入れている。

写真:避難している方々に声をかけられる両陛下、2011.3.30撮影

銀座からネオンが消えた
東日本大震災で電力不足に見舞われた東京。3月16日、ここ銀座中央通りでも節電のため、ほとんどの店は午後6時を過ぎた頃にはシャッターを降ろし店じまい。かつての不夜城もネオンが消え、今は闇の中、4丁目の交差点では帰宅を急ぐ自転車と客が乗っていない空のタクシーばかりが目についた。

写真: 2011.3.16撮影

救援物資でフロアー埋まる
 3月22日、民間からの救援物資で都庁舎一階の床が埋め尽くされた。都は東日本大震災被災地に届ける救援物資の受付を始めたが、3月18日~23日に都庁に直接持ち込まれた物資はみかん箱大のダンボールで約1万5000箱分に上った。

写真:都職員と民間ボランティア数百人による仕分け箱詰作業 2011.3.22撮影
 4月
ジャイアントパンダを一般公開
 中国から2月に来園したジャイアントパンダのリーリー(オス)とシンシン(メス)が4月1日、恩賜上野動物園で一般公開された。当日は上野公園の桜も咲き始め、パンダを一目見ようと心待ちにしていた多くの来園者が開園前から長蛇の列を作った。同園でのパンダ公開は、2008年以来、3年ぶりとなる。

写真:雌のジャイアントパンダ、シンシン。2011.4.1撮影

石原知事、被災した気仙沼を視察
 石原知事、被災した気仙沼を視察

 4月5日、石原知事は東日本大震災で被災した宮城県の村井知事を表敬訪問した。その後、気仙沼の被災地を視察し、復旧・復興支援活動を行っている都職員を激励した。気仙沼は津波により多くの建物が倒壊し、大小の船舶も陸上まで打ちあげられ、また大火にも見舞われた。このため、多くの住民が死亡あるいは行方不明となっている。

写真:津波で打ち上げられた船を見上げる石原知事。2011.4.5撮影

皇太子同妃両殿下が避難所をお見舞い
 4月6日、皇太子同妃両殿下は東京都調布市の「味の素スタジアム」を訪れ、東日本大震災により被災した福島県などからの避難者を見舞われた。ここでは、およそ130名がスタジアム内の体育館、会議室で避難生活を送っている。両殿下は、多くの被災者にお声をかけ熱心に被災者の話しに耳を傾けられ、予定の時間を伸ばされるほどであった。

写真は避難所を訪問し、被災者とお話される皇太子同妃両殿下

写真:2011.4.19撮影

風評被害を吹き飛ばせ
 福島第一原発事故の影響で風評被害を受けた福島、茨城、栃木、群馬、千葉、5県の生産業者が都の中央卸売市場と連携し4月13日、足立区役所の前で各県産の農産物の安全性をアピールする「被災産地応援フェアー」を開催した。当日の来場者は約3000人、通常価格の3~4割安とあって開始1時間半後にはほとんど売り切れる大盛況だった。

写真:2011.4.13撮影
 5月
「東日本大震災の被災地を訪ねて」
 津波で運ばれた漁船が路上に打ち上げられていた。こうした光景がいたるところで見られる。震災後の埃を防ぐためのマスクをした女性が二人、自転車で通りかかった。

写真:宮城県気仙沼市。2011.5.9撮影

「東日本大震災の被災地を訪ねて」
 震災から2ヶ月、学校が再開され授業も始まった。崩壊した町の中を元気な子供たちの笑い声が通る。

写真:宮城県気仙沼市。2011.5.9撮影

「東日本大震災の被災地を訪ねて」
 港に近い木造家屋は土台を残し全て流された。かろうじて鉄骨だけの姿を留めた家は魚屋さん。「ふんばれ南三陸町」の看板と共に、家族全員無事の貼紙があった。

写真:宮城県南三陸町。2011.5.11撮影

「東日本大震災の被災地を訪ねて」
 海から1キロメートル離れたこの家にも津波が押し寄せた。家の脇には港から流されてきた大型船が居座っている。都が民間から募集、派遣した「都民ボランティア」が活躍していた。

写真:宮城県気仙沼市。2011.5.10撮影
 6月
夕張市イベント出展(全国観光PRコーナー)
 6月15日、夕張市と東京都の連携の一環として、都庁第一庁舎2階の全国観光PRコーナーにおいて、夕張市出展のオープニングセレモニーがおこなわれた。鈴木夕張市長の挨拶、夕張太鼓保存会による夕張太鼓の演奏に続き、特産品やキャラクターグッズなどが販売された。

写真:特産品の夕張メロン販売を手伝う鈴木夕張市長、猪瀬副知事と研修生。2011.6.15撮影
都内における空間放射線量の測定
 東京都は、空間放射線量の測定を拡充し、都内全域(100箇所程度)で実施することとした。最初の計測場所となった豊島区の日之出町公園では、多くの報道陣が見守る中で、都職員が地表面から5センチメートル及び1メートル地点の放射線量を測定した。

写真:測定作業をおこなう都職員と報道陣。2011.6.15撮影

JR東日本社長が石原知事に謝罪
 JR東日本社長が石原知事に謝罪

 JR東日本の清野社長は6月20日都庁に石原知事を訪ね、3月11日に起きた東日本大震災の際、「シャッターを閉め構内から乗客を閉め出した事とその後の不手際に対し、配慮が足りず申し訳なかった。」と謝罪した。これに対し知事は終始厳しい表情を崩さず、「都民や乗客にもっと早くおわびすべきじゃないか」と応じた。

写真:神田明神の神職による安全祈願。2011.6.29撮影

復活した「両国の川開き」
 6月29日、隅田川の両国橋西詰で隅田川流域舟運観光連絡会の有志によって「両国の川開き」が復活した。八代将軍、徳川吉宗が飢饉と疫病による死者の霊を弔うために、「水神祭」を行ったのが始まりとされる。水神祭りの後に打ち上げられた花火が、江戸時代の夏の風物詩として親しまれ、現代の隅田川花火大会の発祥であるといわれる。

写真:神田明神の神職による安全祈願。2011.6.29撮影
 7月
「東京スポーツタウン2011」開催
 7月30日、都は、スポーツを東京の街ナカで体感できる大型イベント「東京スポーツタウン2011」を開催した。今回の会場となった浅草寺境内には、鉄棒、平均台、床運動、陸上、トランポリン、フェンシング、ブラインドサッカー、カバディ、クライミング等のコーナーが設営され、トップアスリートによるデモ実演が行われた。  また、子供たちによる各種競技体験、アスリートへの挑戦等も行われ、トップアスリートの指導を受けながら、スポーツの楽しさを体験した。

写真:フェンシング選手によるデモ実演 2011.7.30撮影

「復興五輪」掲げ再び挑戦
 7月16日、都は2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会に立候補することを表明した。石原知事は、都内のホテルで行われた日本体育協会と日本オリンピック委員会の創立100周年記念レセプションでスピーチを行い、オリンピック開催の目的について、東日本大震災からの復興を世界に示す「復興五輪」であることを熱く語った。

写真:五輪招致を正式発表しIOCのジャック・ロゲ会長(右)と握手する石原知事 2011.7.2撮影

なでしこジャパンが知事を表敬訪問
 FIFA女子ワールドカップドイツ大会決勝戦で、アメリカを破り優勝するという歴史的快挙を成し遂げた「なでしこジャパン」の監督と選手らが、7月20日、石原知事を表敬訪問した。知事は選手たちに「本当によくやってくれた、ありがとう」と何度も礼を述べ、一人一人と固い握手を交わした。歓談の後、選手から知事に寄せ書きされたユニフォームが贈られた。

写真:左から熊谷選手、石原知事、鮫島選手、佐々木監督 2011.7.20撮影

水上バス「カワセミ」就航
 7月22日から、「川めぐり・橋めぐり」をキャッチフレーズに水上バス「カワセミ」が就航した。従来の水上バスは隅田川や荒川などの河川で運航されていますが、「カワセミ」は小名木川や日本橋川などの狭い河川や橋の下も通るため、船体を小さく改修し、屋根の高さも低くした。運航のコンセプトは、「江戸・東京 新発見」。

写真:常磐橋をくぐる「カワセミ」 2011.7.7撮影
 8月
暑さに負けず父子で風鈴作り
 猛暑の中、江戸川区南篠崎の篠原風鈴は最盛期を迎えていた。この日、8月12日は気温30度。名誉都民の篠原儀治さんと息子の裕さんが立つ、コークスが燃えさかる坩堝(るつぼ)が入った窯の前は優に50度を超える。その坩堝の中からガラス棹でオレンジ色の飴のようにドロドロに溶けたガラスを巻き取り、息を吹き込む。作業と言うより正に苦行。こうして一日500個の風鈴を吹きあげる。

写真:2011.8.12撮影

平成23年度東京都戦没者追悼式
 終戦記念日の8月15日、文京シビックホールにおいて東京都戦没者追悼式が行われた。66回目となった今回も、都内の遺族ら約1,000人が参列し、正午の時報に合わせて黙とうを捧げ、都内で犠牲になった多くの方々の冥福を祈った。

写真:式辞を述べる石原知事 2011.8.15撮影

「東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞」表彰式
 8月17日、都民広場で「東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞」の表彰式が行われた。サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の澤 穂希、岩清水 梓、丸山 桂里奈、岩渕 真奈選手の4名が表彰された。2300人が見守る中、石原知事から表彰状と目録が授与され、澤選手が「ロンドンオリンピックでも金メダルを取る」と決意を語った。

写真:ゴールドシャワーに祝福されて 2011.8.17撮影

日大三高が優勝を報告
 8月25日、第93回全国高等学校野球選手権大会で10年ぶり2度目の優勝を果たした、西東京代表の日本大学第三高等学校の選手が都庁を訪れ、優勝の報告をした。「都民の皆さんの声援が大きな力となった」と感謝の気持ちを述べた。佐藤副知事から優勝記念品として、鈴木副主将に石原知事のサインが入ったバットを贈呈した。

写真:「No.1!」と優勝を喜ぶ日大三高の選手たち 8月25日撮影
 9月
防災訓練に伴う大規模交通規制を実施
 警視庁は「防災の日」の9月1日、首都直下型地震を想定し、都内主要幹線道路約100ヶ所を一斉に通行止めにする大規模訓練を実施した。東日本大震災時には、都内の交通渋滞により緊急車両の通行が困難となった事態を考慮し、都心に向かう道路を約10分間封鎖して緊急車両の通行に支障が出ないかを検証した。

写真:銀座4丁目交差点 2011.9.1撮影

百歳を祝う
 敬老の日を前に、9月7日、石原知事は大田区在住の岸田 勝則さん宅を訪問した。岸田さんは、中学校長を退職した後、大学等の書道講師を務め、近所の子どもにも書道を教えた。石原知事から祝状と村山大島紬の半てんを贈呈され、書道や漢詩などについて知事と談笑した。都内で今年度百歳を迎える人は、昨年度に比べ130人多い2,105人。

写真:石原知事と懇談する岸田勝則さん 2011.9.7撮影

蔵のある町 東京:日の出町
 蔵のある町 東京:日の出町

 日の出町は明治15(1882)年に「大久野焼け」と呼ばれる大火に見舞われ、神社、寺院など町の多くが焼失し灰塵に帰した。その後、林業、養蚕業などで豊かになった多くの農家が、耐火性の高い「蔵」を建てることとなる。現在、町では157棟の「蔵」が点在し、山里の風景を彩っている。

写真:日の出町にて 2011.9.5撮影

2020年五輪招致へ向けて
 9月13日、都は「東京ビッグトーク 石原知事と議論する会 」を都庁で開催した。今回のテーマは、「2020年東京オリンピック・パラリンピック招致に向けて」。  この日の出席者は石原知事と、オリンピック・パラリンピックなどの世界大会出場経験者4人。プロテニスプレーヤー松岡修造さんの名司会ぶりもあって、都民約460人が参加した会場では熱のこもった活発な議論が展開された。写真:2011.9.13撮影
 10月
都営交100周年記念 都電荒川線「花電車」運行
 都営交通の創業100周年を記念し、都電荒川線を花電車が運行された。「花電車」の運行は、前回の「荒川線新装記念」以来、33年ぶりとなる。沿道には鉄道ファンのほか、多くの都民が集まり「花電車」を楽しんでいた。車両デザインは「都営交通100周年」を祝うバースデーケーキをイメージしたもの。

写真:飛鳥山交差点を走行する花電車 2011.10.1撮影

小笠原諸島世界自然遺産登録記念式典
 本年6月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会により、小笠原諸島が世界自然遺産へ登録された。都は、小笠原諸島父島において「小笠原諸島世界自然遺産登録記念式典」を開催した。式典では「世界自然遺産登録認定証」が披露され、会場全体で世界自然遺産への登録を祝っていた。

写真:「世界自然遺産登録認定証」を掲げる石原知事と森下小笠原村長 2011.10.14撮影

総合防災訓練(晴海地区)
 29日、東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市による合同総合防災訓練がおこなわれた。今年は「東日本大震災」を踏まえ、例年の訓練内容のほか、訓練参加者に事前に内容を伝えない「ブラインド訓練」等がおこなわれた。また、東京湾臨海部における津波対策を目的として、「陸こう」と呼ばれる可動式防潮堤を閉鎖し、住民を避難誘導する訓練が新たに実施された。

写真:閉鎖される「陸こう」 2011.10.29撮影

べったら市賑わう
  「べったら市」は江戸中期、現在の中央区日本橋本町の宝田恵比寿神社の門前で、恵比寿講に供える魚や野菜を売るようになったのがその起源。大根を甘酒の麹に漬け込んだべったら漬けもその商品の一つ、表面がベトベトしていることからこの名がついた。今年も10月19、20日の両日開かれ、たくさんの露店が軒を連ね賑わいをみせた。

写真:景気のいい掛け声と共に試食用のべったら漬けを道行く人に勧める売り子。2011.10.19撮影
 11月
開業が待たれる「東京スカイツリー」
 来年5月22日の開業に向けて、「東京スカイツリー」が高さ634メートルの全貌を現した。  隅田川の流れを眼下に望み、大空へ向かって凛としてそびえ立つ。ギネスの世界記録にも「世界一高いタワー」として認定され、東京の名所がまた一つ増えることが期待される。

写真:上空から「東京スカイツリー」をのぞむ 2011.11.16撮影

亀戸天神菊まつり
 今年で26回目を迎える、江東区の亀戸天神社の「菊まつり」が開催され、約500点余りの色鮮やかな菊が多くの訪問者を楽しませていた。「東京スカイツリー」をかたどった菊のオブジェも造られ、背後にそびえる実物との対比が圧巻。七五三を祝う親子の記念撮影にも花を添えていた。

写真:菊で作られたツリーと「東京スカイツリー」 2011.11.15撮影

教育再生・東京円卓会議を開催
 11月16日、都庁で、「教育再生・東京円卓会議」(第1回)が開催された。会議は知事と各界の有識者で構成され、今後の教育のあり方について多角的に議論することを目的とする。今回は石原知事、猪瀬副知事、葛西敬之氏(海陽学園副理事長・東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長)、中嶋嶺雄氏(国際教養大学理事長・学長)、原島文雄氏(首都大学東京学長)の5名が出席し、幅広い視点から議論が行われた。

写真:「教育再生・東京円卓会議(第1回)」の様子 2011.11.16撮影

2020年オリンピック・パラリンピック招致活動のロゴ発表
 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会は、11月30日、招致活動の象徴となるロゴを発表した。日本の象徴である桜をモチーフにしたこのロゴは、女子美術大学4年の島峰藍さんが制作したもので、公募作品の中から選ばれた。リースには「再び戻る」という意味もあり、スポーツを通じて日本に勇気と活気を取り戻したい、という強い願いが込められている。

写真・ロゴ制作者の島峰藍さん(左から3番目)と関係者 11月30日撮影
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