フォトイン東京 2010(平成22年)
1月

3年後に生まれ変わる「四代目歌舞伎座」
歌舞伎座は大正14(1925)年に三代目の建物が開場されたが、太平洋戦争による空襲で被害を受け、昭和25(1950)年に改修された。現在の四代目歌舞伎座は、平成13(2001)年に国の登録有形文化財に決定されたが、老朽化が進み建て替え方針が示された。今年4月に休場し、新劇場は3年後、高さ150メートルのオフィスビルを併せた複合ビルに生まれ変わる。
写真:2010年正月6日の歌舞伎座
写真:2010年正月6日の歌舞伎座

東京消防出初式
新春恒例の東京消防庁の出初式が、1月6日、東京ビッグサイトで行なわれた。大規模地震を想定した消防活動演技では、消防ヘリや消防艇も出動し、本番さながらの消火・救助訓練が行なわれた。「江戸消防記念会」によるはしご乗りも披露され、技が決まると観客から大きな拍手が送られた。
写真: 2010.1.6撮影
写真: 2010.1.6撮影

椿まつりキャンペーン隊が石原知事を訪問
「伊豆大島椿まつり」PRのため、大島町長とミス大島ら11人のキャンペーン隊が1月12日、都庁に石原知事を訪ねた。藤井町長は知事に「今年はぜひ椿まつりに来ていただきたい」とアピール。ミス大島の高野霞さんから知事へ椿の花束が贈られた。まつりは3月28日まで。期間中、大島ではさまざまなイベントが行われる。

駅前滞留者の避難訓練実施
1月19日、上野駅周辺では、大地震発生を想定した駅前滞留者対策訓練が実施された。震災時、交通機関の停止により駅周辺は9万人の滞留者で混乱するおそれがあり、今回の訓練は混乱防止のため駅周辺の事業者や学校等が中心となって実施したもの。アメヤ横丁では、駅前滞留者に見たてられた地元の高校生たちも参加して、上野公園まで避難訓練が行われた。
2月

夕映えの東京港臨海大橋(仮称)
中央防波堤外側埋立地から江東区若洲までの約4.6キロメートルを整備する東京港臨海道路(2期)工事が、着々と進行している。ここに架かる東京港臨海大橋(仮称)も姿を現し始めた。既に開通した区間と合わせ、大田区城南島と若洲を結ぶ臨海道路の完成により、臨海部の物流の円滑化や湾岸道路の混雑緩和が期待される。

東京マラソンファミリーラン2010
2月28日、あいにくの雨の中、第4回東京マラソンが開催され、3万5千人が東京を駆け抜けた。今年は新たにサブイベントとして、小学生親子による「東京マラソンファミリーラン2010」も行なわれ、ゴールまでの2キロメートルを1,000人の親子が力走した。

産業サポートスクエア・TAMAが開所
2月22日、「産業サポートスクエア・TAMA」の開所式が行なわれた。産業サポートスクエア・TAMAは、多摩地域の新たな産業支援拠点として、旧都立短大跡地(昭島市)に完成。中小企業の経営・技術支援を行なう施設などが結集し、企業、産業界等の多様なニーズに対応したトータルなサポートを目指す。
写真:国内最大級のEMCサイト(10メートル法電波暗室)を視察する石原知事(中央)
写真:国内最大級のEMCサイト(10メートル法電波暗室)を視察する石原知事(中央)

東京都立多摩総合医療センター・小児総合医療センターの開院式
3月からの運営開始に先立ち、2月3日、「東京都立多摩総合医療センター・小児総合医療センター」(府中市武蔵台)で開院式が開催された。多摩総合医療センターは、府中病院を全面改築移転し、多摩地域において総合的な医療機能をもつ唯一の都立病院として開設。小児総合医療センターは、清瀬・八王子・梅ヶ丘の3小児病院を移転統合し、都における小児医療の拠点となる。
3月

工事が進む東京スカイツリー
3月29日、東京スカイツリーの高さが338メートルまで伸び、333メートルの東京タワーを抜いて、日本一高い建造物になった。平成22年末の完成時には634メートルになる。平成23年春に開業予定。
写真: 2010年3月17日
写真: 2010年3月17日

大橋ジャンクションが完成
3月28日、首都高中央環状新宿線が開通した。大橋ジャンクションは4層のループ構造。3号渋谷線と4号新宿線が大橋ジャンクションと西新宿ジャンクションでつながり、渋滞の緩和や目的地への所要時間の短縮が期待されている。
写真:2010年3月17日
写真:2010年3月17日

生まれ変わったまち・白鬚西地区
荒川区の白鬚(しらひげ)西地区の市街地再開発事業がこの春完了した。昭和44年の再開発基本構想から40年余りを経て、災害時には12万人が避難できる防災拠点、安全・安心なまちに生まれ変わった。
写真: 2010年3月17日
写真: 2010年3月17日

東京都立多摩総合医療センター・小児総合医療センターが運営開始
3月から運営が開始された多摩総合医療センターは、府中病院を全面改築移転し、多摩地域において総合的な医療機能をもつ唯一の都立病院として開設。小児総合医療センターは、清瀬・八王子・梅ヶ丘の3小児病院を移転統合し、都における小児医療の拠点となる。
写真:2010年3月17日
写真:2010年3月17日
4月

「活字離れ」に関する有識者勉強会を開催
近年、「活字離れ」が社会問題となっていることから、東京都は猪瀬副知事をリーダーとした局横断的な『「活字離れ」対策検討チーム』を立ち上げた。検討チームは「活字離れ」の実態や影響などを把握すべく、様々な分野の専門家を招き、勉強会と意見交換会を開催している。4月21日には、つくば言語技術教育研究所の三森ゆりか所長による勉強会が、都職員を対象に開催された。
写真: 2010年4月21日
写真: 2010年4月21日

原色の世界「羽村市のチューリップ畑」
羽村市の根がらみ前水田で4月9日~22日、チューリップまつりが開催された。農閑期の水田を裏作利用し、約20品種・40万球のチューリップ球根が植えられている。関東で最大級のチューリップ畑で、展望台から見るチューリップはまるで広大な絨毯を敷き詰めたように咲き誇っていた。
写真: 2010年4月19日
写真: 2010年4月19日

最後の同潤会「上野下アパート」
同潤会アパートは、関東大震災後に国内外から集まった義捐金により、大正15(1926)年から昭和9(1934)年の間に、東京、横浜の計16ヶ所に建設された。現存する最後の同潤会上野下アパート(台東区東上野)は昭和4(1929)年に竣工し、鉄筋コンクリート造4階建てが2棟(76戸)。電気・ガス・水道・ダストシュート・水洗便所など、当時としては近代的な設備が整っていた。
写真: 2010年4月13日
写真: 2010年4月13日

パラリンピックメダリストを表彰
都は4月13日、都内在住でバンクーバー冬季パラリンピックのメダリスト5人を都庁に招き、東京都栄誉賞と都民スポーツ大賞の表彰式を行った。石原知事は「人間の真の強さ、美しさを証してくれた」と全員をたたえ、二つの金メダルを獲得した新田佳浩選手には東京都栄誉賞と都民スポーツ賞を、銀メダルの森井大輝、安中幹雄、高橋和廣の各選手、銅メダルを獲得した大日方邦子選手にはそれぞれ都民スポーツ大賞を贈った。
石原知事から握手を求められ表彰状を受ける新田選手(写真右)
石原知事から握手を求められ表彰状を受ける新田選手(写真右)
5月

都会のオアシス「水元公園」
葛飾区にある「都立水元公園」は昭和40年に開園。約90ヘクタールの面積を有し、小合溜(こあいだめ)に沿ってつくられた水郷の景観をもつ都内唯一の公園。バーベキュー、釣り、散策するもよし。カワセミなど多くの野鳥も観察できる。1.2キロメートル続くポプラ並木、約2000本のメタセコイアの森の緑が輝く季節。
写真: 2010年5月21日
写真: 2010年5月21日

故鈴木俊一元東京都知事を偲ぶ
5月28日、東京都知事を4期16年務め、5月14日に死去した故鈴木俊一元東京都知事の東京都葬が港区の青山葬儀所で営まれた。葬儀委員長の石原知事の式辞、友人代表の奥野誠亮氏の弔辞に続いて、約1000人の参列者が元東京都知事の冥福を祈った。献花の際、会場には故人が好きだったという「琵琶湖就航の歌」のメロディが流された。
写真: 2010年5月28日
写真: 2010年5月28日

「第57回 九都県市首脳会議」が都庁で開催
5月13日、都庁第一庁舎5階、大会議場で「第57回九都県市首脳会議」が開催された。今回、本年4月に政令市となった相模原市が初めて参加し、九都県市による会議となった。「子ども手当」の全額国庫負担や「環状道路の整備」など、首都圏が共有する広域的課題について議論した。
写真: 2010年5月13日
写真: 2010年5月13日

東京の島の魅力をPR
伊豆・小笠原諸島の魅力を紹介する催し「東京愛らんどフェア『島じまん2010』」が5月22日と23日の両日、港区の竹芝桟橋・竹芝客船ターミナルで開かれた。これに先立つ12日、各島代表の女性9人によるキャラバン隊が都庁に石原知事を訪ねた。代表者から島の魅力について聞いた後、知事は「外国人からも東京の島は素晴らしいという話をよく聞く」と話し、島の魅力を内外にもっと訴えていくべきと力説した。
(各島代表の女性たちと記念写真に納まる中央・石原知事)
(各島代表の女性たちと記念写真に納まる中央・石原知事)
6月

着実に進む京浜急行線の連続立体交差事業
東京都は、踏切での交通渋滞の解消や、鉄道により分断されている街の一体化などを図るため、道路整備の一環として、連続立体交差事業を進めている。5月16日には、京浜急行本線・空港線(京急蒲田駅付近)の上り線、約6キロメートルが高架化された。この工事により、第一京浜など23箇所の踏切において、遮断時間が約4割減少することが見込まれる。
写真:京浜急行線京急蒲田駅付近 6月1日撮影
写真:京浜急行線京急蒲田駅付近 6月1日撮影

阪堺カラーの路面電車が走る
都電荒川線と阪堺電車は平成20年から共同で旅客誘致活動を行っているが、それぞれの沿線の活性化を目的に、両路線の車両各1両を互いのカラーに塗り替え、「PR相互乗り入れ」として6月6日から運行している。カラー交換は初の試みで、都電荒川線には阪堺電車の昭和40年代のカラーの電車が、阪堺電車には都電荒川線の昭和20年代~50年代のカラーの電車が走る。 都電荒川線での運行期間は平成23年3月頃まで。
写真:庚申塚付近の踏切にて・阪堺電車カラー車両(右) 6月17日撮影)
写真:庚申塚付近の踏切にて・阪堺電車カラー車両(右) 6月17日撮影)

紫陽花の咲くころ
梅雨入りして間もない6月中旬のある日。雨の合間に訪ねた、ここ北区立飛鳥山公園の東側、JR線路沿いにある350メートルの「飛鳥の小径(こみち)」では、アジサイ、タマアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど約10種類、1300株の紫陽花が咲き誇っていた。王子駅のホームから見える景観もすばらしい。
写真:飛鳥山公園 6月16日撮影
写真:飛鳥山公園 6月16日撮影

子孫に美しい地球を残すために
温室効果ガス排出権の国際市場創設を目指すICAP(国際炭素行動パートナーシップ)の東京会議が、6月15日、新宿区内のホテルで開かれ、東京を含む13の国と地域から約400名の関係者が出席した。主催者代表として石原知事は、「地球環境悪化防止のために残された時間は少ない。今すべき努力をしなければ自分たちの子孫に対して申し訳ない」と挨拶した。
7月

「スポーツ祭東京2013」マスコットキャラクター決定
7月29日、平成25年(2013年)東京で開催される第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会準備委員会第4回総会が京王プラザホテルで開催された。大会愛称は「スポーツ祭東京2013」、スローガンは「東京に 多摩に 島々に 羽ばたけアスリート」となった。都民の鳥・ユリカモメをモチーフにデザインしたマスコットキャラクターも発表された。9月30日まで愛称の募集もする。
写真:マスコットキャラクターの発表 7月29日撮影
写真:マスコットキャラクターの発表 7月29日撮影

かっぱ橋本通りで「下町七夕まつり」開催
7月3~8日、「第23回 下町七夕まつり」が開催された。上野駅入谷口付近からつくばエキスプレス浅草駅まで、東西1.2kmのかっぱ橋本通り沿いに七夕飾りが並び、「江戸芸かっぽれ」、「風の盆」、「越中おわら節」などの多彩なイベントが繰り広げられた。
写真:かっぱ橋本通り沿いの七夕風景 7月8日撮影
写真:かっぱ橋本通り沿いの七夕風景 7月8日撮影

世界初の下水汚泥ガス化炉が完成
7月23日、清瀬水再生センターに「下水汚泥ガス化炉施設」が完成し、稼動を始めた。従来、下水汚泥は焼却処分していたが、この施設ではガス化して発電用に再利用する。年間で一般家庭8500世帯分の都市ガスを生み出す効果があると試算している。温室効果ガスの発生量を87%削減できるという。総事費は88億円。
写真:施設の完成を祝って、稼動スイッチオン。( 7月23日撮影)
写真:施設の完成を祝って、稼動スイッチオン。( 7月23日撮影)

小笠原諸島世界遺産登録調査の専門家が表敬訪問
7月2日、小笠原諸島の世界遺産登録に係る現地調査のために来日した国際自然保護連合(IUCN)の専門家であるIUCNのピーター・シャディー氏とナオミ・ドーク氏が石原知事を表敬訪問した。小笠原諸島での現地調査が7月3日から13日まで行われる。日本政府は「小笠原諸島」について、平成22年1月にユネスコへ世界遺産登録に向けて推薦書を提出している。来年7月頃、世界遺産委員会で登録の可否が決まる予定。
写真:表敬訪問の様子 7月2日撮影
写真:表敬訪問の様子 7月2日撮影
8月

10万本のひまわりが咲いた!
清瀬市で8月21日から9月5日まで「清瀬ひまわりフェスティバル」が開かれた。
2万4千平方メートルという広い農地に、およそ10万本のひまわりが咲き誇っていた。清瀬市は、「花と緑の公園都市」を目指し、花のあるまちづくり事業を展開している。期間中は、多くの人で賑わった。
写真:咲き誇る10万本のひまわり 8月20日撮影
写真:咲き誇る10万本のひまわり 8月20日撮影

都会のオアシス「新宿御苑」
猛暑続きの今夏。都心のオアシス、「新宿御苑」を空から捉えてみました。新宿御苑は、江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があった場所で、明治39年に誕生しました。
広さ58.3ヘクタールの皇室の庭園として造られたが、戦後、国民公園となりました。プラタナスの並木が美しいフランス式整形庭園などもあり、風景式庭園の名作とされています。
写真:上空から新宿御苑を望む 8月4日撮影
写真:上空から新宿御苑を望む 8月4日撮影

東京の水辺空間~御茶ノ水界隈
東京の水辺空間を訪ね、神田川の船上から、聖橋を間近に、JR線や地下鉄丸の内線が交差して走る様子などを眺めた。川から眺めると、地上から見る視界とは違った発見や感動がある。
写真:神田川の船上から 8月31日撮影
写真:神田川の船上から 8月31日撮影

いざという時は「自助・共助」の精神で!
9月1日の防災の日を前にした8月29日、東京都は文京区と協力して合同総合防災訓練を実施した。訓練は、東京湾北部を震源として強い地震が発生、道路が狭く人口が密集する文京区では、警察、消防の救助活動が遅れ、被害が拡大しているとの想定で行われた。東京大学会場では、本物そっくりの倒壊家屋を使い、地元住民約400人が参加、救助訓練やバケツリレーを行い、「自助・共助」と「連携」の大切さを自ら体験した。
9月

知事もびっくり100歳訪問
敬老の日を前にした9月7日、石原知事は、11月に100歳の誕生日を迎える世田谷区在住の矢元照雄さんを自宅に訪ねた。元映画会社の社長でもある矢元さんは、知事の弟で俳優の故石原裕次郎氏に会ったことがあるといい、映画談議にしばし花が咲いた。また、知事から長生きの秘訣を聞かれ、「腹八分目」と「適度の運動と規則正しい生活」と答え、「どうせなら、あと100年生きたい」とユーモアを飛ばし、知事を驚かせた。

「キッズ柔道」で金メダリストが直接指導
9月9日~9月13日まで国立代々木第一体育館で開催された「世界柔道選手権2010東京大会」2日目の9月10日、約100人の小学生が参加して、オリンピック金メダリストの野村忠宏氏から直接指導を受ける柔道教室、「キッズ柔道」が実施された。野村氏は、得意の「背負い投げ」のポイントや技のかけ方について細かな実技指導を行った。

アーノルド・シュワルツェネッガー知事が表敬訪問
訪日中の米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が石原知事を表敬訪問、地球環境問題や同州の高速鉄道建設計画について会談した。新幹線の視察等を目的に来日した州知事が、「どこの国のシステムがベストか」と尋ねると、石原知事は即座に「ジャパニーズ(日本製)」と答え、日本の技術の高さをアピールした。

「東京スポーツ奨励賞」表彰式
東京都は、世界で活躍する東京のアスリートの功績を称え、更なる活躍を奨励することを目的として、今年度新たに「東京スポーツ奨励賞」を創設した。第1回の受賞者は、8月に開催されたシンガポールユースオリンピック競技大会においてメダルを獲得した都内在住の高校生7名と、米国で8月に開かれた野球リトルリーグ世界選手権で優勝した「江戸川南リトルリーグ」。その表彰式が、9月17日、都庁で行われた。
10月

「北朝鮮による拉致被害者救出のための集い」
10月23日、都民広場で、東京都、北朝鮮による日本人拉致問題の完全解決を図る東京都議員連盟、特定失踪者問題調査会の主催により、「北朝鮮による拉致被害者救出のための集い」が開催された。全国から、拉致被害者や特定失踪者約70人の家族など約900人が参加した。会場には拉致被害者などの写真パネルが展示され、問題の早期解決を訴えた。
写真:「都民広場での集い」 10月23日撮影
写真:「都民広場での集い」 10月23日撮影

「萩のトンネル」
墨田区東向島の都立向島百花園で10月初旬、長さ約16メートル、幅約1.6メートル、高さ2メートルの竹で組んだアーチ状のトンネルを覆うように薄紫色や白の萩の花70株程の花が咲き乱れていた。今年は猛暑の影響もあって、開花が半月ほど遅れた。
写真:「都立向島百花園の萩のトンネル」 10月6日撮影
写真:「都立向島百花園の萩のトンネル」 10月6日撮影

平成22年度東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式
10月1日、都庁で、平成22年度東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式が開催された。名誉都民には染色家で東京手描友禅の安達雅一氏(75歳)、川崎病を発見した特定非営利活動法人 日本川崎病研究センター理事長の川崎富作氏(85歳)、歌舞伎界を代表する女方の中村芝翫氏(82歳)の3名が選定され、石原知事から名誉都民称号記が贈呈された。
写真:謝辞を述べる中村芝翫氏 10月1日撮影
写真:謝辞を述べる中村芝翫氏 10月1日撮影

「中央環状品川線」の完成を目指して
東京都と首都高速道路株式会社が施行する中央環状線は、品川線(品川区八潮~目黒区青葉台、9.4キロメートル)の完成により、全面開通する。品川線はほぼ全線トンネル構造で、騒音、振動や周辺交通への影響を軽減できるシールド工法を採用した。本線が完成すると、高速道路のネットワークの機能の向上や都心環状線などの渋滞緩和が期待される。
写真:「大井地区のトンネル工事」 10月20日撮影)
写真:「大井地区のトンネル工事」 10月20日撮影)
11月

「第10回 晴海インフィオラータ2010」開催
10月30日~11月3日、中央区晴海で「第10回 晴海インフィオラータ2010」が開催された。10万本のバラの花びらで近隣の住民が花の絵画を作り、19枚の花の絵画が約160メートルにわたる運河沿いに飾られた。開催期間中は、夜間のライトアップも行なわれ、花の絨毯が鮮やかに輝いた。
写真:「花びらの絨毯」 11月2日撮影
写真:「花びらの絨毯」 11月2日撮影

アジア大都市ネットワーク21「東京宣言」を採択
アジア大都市ネットワーク21の第9回総会がアジアの主要11都市が参加して、11月7日から10日まで都庁で開催された。9日には産業や環境の連携強化を盛り込んだ「東京宣言」に署名し、採択された。今回ロシアのトムスクもオブザーバーで初参加をした。期間中、長谷川章氏による「デジタル掛け軸」で都庁第一本庁舎をライトアップし、ムードを盛り上げた。
写真:「東京宣言に署名して」 11月9日撮影
写真:「東京宣言に署名して」 11月9日撮影

羽田から海外へ!
再拡張工事が進められてきた羽田空港に、4本目のD滑走路が完成、10月21日から新国際線ターミナルと共に供用が開始された。多摩川河口に新しく出来た滑走路は、自然環境にも配慮して川の流れを変えないよう、一部桟橋式になっている。10月31日からは国際線定期便も就航、発着能力は年間約30万回から約40万回に拡大、本格的なハブ空港として新たなスタートを切った。
写真:多摩川河口に出来たD滑走路から離陸する旅客機
写真:多摩川河口に出来たD滑走路から離陸する旅客機

活字離れを考える
若者の活字離れや言語力の低下を防ごうと東京都などが主催する「すてきな言葉と出会う祭典」が11月3日、有楽町の東京国際フォーラムで開催された。会場には新聞社や出版、印刷業界のブースも設けられ、電子書籍の体験コーナーには若者や親子連れが目立った。また「言葉の力」の再生をテーマに、猪瀬副知事や現代美術家の村上隆氏らによるパネルデスカッションも開かれ、約5千人の来場者で賑わった。
写真:猪瀬副知事(舞台左はじ)が司会、村上隆氏らによるパネルデスカッション
写真:猪瀬副知事(舞台左はじ)が司会、村上隆氏らによるパネルデスカッション
12月

「キャンドルナイト in お台場2010」
12月18日、「電気を消して、スローな夜を」を合言葉に、4回目となる「キャンドルナイト in お台場2010」が行われた。ろうそくを覆った色とりどりの「ペーパーランプ」で雪の結晶やクリスマスツリーなどを描いた。ゆらめく灯りがつくりだす幻想的な風景が海辺に浮かび上がった。
写真:お台場海浜公園「おだいばビーチ」で 12月18日撮影
写真:お台場海浜公園「おだいばビーチ」で 12月18日撮影

お台場に銀世界が出現
12月17日から19日まで、お台場で東京都と日本スキー発祥100周年委員会との共催で「TOKYO SNOW WORLD in ODAIBA」が開催された。このイベントは1911年にオーストリアのレルヒ少佐が現在の新潟県上越市において、日本に初めてスキーを伝えてから100周年を迎えることを記念して、開催された。会場では子供たちが元気に雪遊びを楽しんでいた。
写真:お台場で雪遊び 12月18日撮影
写真:お台場で雪遊び 12月18日撮影

東京スカイツリー夕景
12月1日、東京スカイツリーの高さがついに500メートルを超え511メートルとなった。快晴の日には撮影場所から、東京スカイツリーの他、東京タワー、都庁舎、富士山なども見える。東京スカイツリーの周辺では連日、見学者で賑わっている。2012年春に開業予定。
写真:荒川区の荒川河川敷で 12月10日撮影
写真:荒川区の荒川河川敷で 12月10日撮影

愛称は「ゆりーと」に!
東京都が広く愛称を公募していた、スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)のマスコットキャラクターの愛称が「ゆりーと」に決まった。「ゆりーと」は、都民の鳥「ゆりかもめ」と「アスリート」を合わせたもので、12月16日、都庁で表彰式が行われた。感想を聞かれた名付け親の小田島さん(都内在住の小学校4年生)は、「自分がつけた名前でキャラクターが活躍することを思うとワクワクする。」と満足そうだった。
写真:佐藤副知事(写真左)から表彰状を受ける小田島さん
写真:佐藤副知事(写真左)から表彰状を受ける小田島さん