フォトイン東京 2009(平成21年)
1月
池袋駅周辺混乱防止対策訓練を実施
1月23日、池袋駅周辺の事業者の協議会が中心となり、震災時におけるターミナル駅前滞留者対策訓練が実施された。駅周辺で大規模な建物被害が生じ、多数の負傷者が発生したという想定の下、道路啓開、負傷者の搬出・運搬、トリアージ、誘導などの訓練が行なわれ、小雨が降る中、4,500人が参加した。

写真:池袋駅地下コンコースから西口ロータリーに避難する参加者

第58回 関東 東海 花の展覧会
1月30日から2月1日まで、関東から東海地方までの1都11県及び花き関係の団体が主催する国内最大級の花のイベントが開催された(サンシャインシティ文化会館2階展示ホールD)。東京都が当番県をつとめた今回は、球根切花、一般切花、枝物、花苗、観葉植物など約2,150点の出品があり、品評会やフラワーデザインコンテスト、フラワーアレンジメント教室などが開かれ、一足早い春を感じた。

ひのき舞台を目指す子供狂言師
 東京都は、小学生~高校生が日本の伝統芸能の素晴らしさを身をもって体験し、その成果を大劇場の舞台で発表する「キッズ伝統芸能体験」事業を行っている。分野は能楽、日本舞踊、筝曲の3つ。参加した約300人の子供たちは去年の夏からそれぞれの稽古場に分かれ、一流の実演家の厳しい指導のもと、今年3月の発表会に向け頑張っている。

写真:1月13日、マンツーマンで狂言の舞台稽古を受ける小学生(杉並能楽堂)

みんなで五輪を東京へ
 1月26日、六本木の東京ミッドタウンで、2016年夏季五輪招致をPRするため「TOKYO MOVE UP」トークスペシャルが開催された。石原知事をはじめ女子マラソン銀メダリストの有森裕子さん、若者に絶大な人気をほこるAAA(トリプルエー)らが出演。若い女性を中心とした来場者約550人を前に、知事は、「私も一所懸命がんばるのでみんな頼むよ、東京でやりたいと言ってくれ」と五輪への熱い思いを語った。

写真:2016年五輪をめざす小学生柔道家と握手する知事。
 2月
羽田空港4本目の滑走路ただ今建設中
 航空機の離着回数が増えパンク寸前の羽田空港に今4本目のD滑走路が建設されている。上空から見ると多摩川河口に人工島が造成され、2500メートルの滑走路がその姿を現しつつあることが良くわかる。この滑走路の完成により発着能力は年間29.6万回から40.7万回に引き上げられる。(2009年2月18日撮影)

写真:羽田空港とその先端に建設中のD滑走路

東京スカイツリーの工事始まる
 日本一の高さとなる「東京スカイツリー」の本体工事が東武伊勢崎線業平橋駅脇(墨田区押上1丁目)で始まった。電波障害を避け送信するため、高さは地上から610メートル。一般の人が登れる第2展望室の高さも現在日本一の横浜ランドタワーの展望室より180メートル高い450メートルになる予定。(2009年2月18日撮影)

写真中央:建設中の「東京スカイツリー」。後ろは隅田川。

高速湾岸線から直接都心へ 
 2月11日に開通した東雲ジャンクション(首都高10号晴海線・豊洲出入口)。手前の立体交差下を平行に走るのは首都高速道路湾岸線。前方は銀座方面、左端に東京タワーが見える。この開通により、横浜、千葉方面からの車は渋滞しやすい浜崎橋、箱崎、江戸橋ジャンクションを避けここから直接都心に入れるようになる。(2009年2月18日撮影)

海からの風を都心に誘う「海の森」
 都民のゴミと建設残土で造られた中央防波堤内側埋立地(写真中央の荒地)。緑の部分は小学生やボランティアが苗木を植えた区画。都は10年後、ここを約88ヘクタールの広大な森に生まれ変わらせ、海からの風を呼び込む起点とし、東京を緑の風が吹き抜けるまちにする「海の森」計画を進めている。(2009年2月18日撮影)
 3月
都庁に舞う
 3月7日(土)、8日(日)の2日間、都庁都民広場でスノースポーツを体感するイベント「Tokyo Snow Style in 都庁」が開催された。傾斜角45度、高さ15メートルのクォーターパイプからフリースタイルパイプテクニックなどのパフォーマンスが披露され、滑り降りてくるアスリートが空高く舞い上がるダイナミックな姿に、観客から大歓声があがった。
東京五輪実現へ向け、虹の架け橋を渡る
 3月1日、レインボーブリッジの高速道路部分を全面通行止めにして「東京レインボーウオーク」が行われた。これは、都と日本ウオーキング協会による東京オリンピック実現に向けたイベント。コースは港区のお台場海浜公園からブリッジを渡って折り返す約7キロメートル。あいにくの雨にもかかわらず、車椅子や松葉杖の参加者も含め、約5000人が参加。招致ムードを盛り上げた。

3万5千人都心を駆ける
 都心のメインストリートを駆け抜ける「第3回東京マラソン」が3月22日に行われた。今年の参加人数は車椅子ランナーや外国からの招待選手を含め、フルマラソンと10キロメートルあわせて過去最高の3万5000人。ランナー達は途中から強風と雨による悪天候に悩まされたが、沿道の人達の暖かい応援とボランティアの協力に支えられ走りぬき、完走率は97%。 写真・新宿の都庁舎前をスタートするランナー達。

招致メッセージタクシー発進
 東京オリンピック・パラリンピック招致のため、都内のタクシー会社の協力で、3月16日から開催都市決定の10月2日までの200日間、5万7千台に招致PRステッカーを貼り走ってもらう運動がはじまった。初日、ここ港区の台場ではレスリングの浜口京子さんと父親のアニマル浜口さん、パラリンピック競泳の成田真由美さんによる出発式が行われた。

写真・ステッカーを貼る成田さんと「2016年は東京だ!気合だ!」と送り出すアニマル浜口さん。
 4月
第20回世界少年野球大会調印式
 4月10日、東京都と財団法人世界少年野球推進財団は「第20回世界少年野球大会」を東京で開催することに合意し、石原知事と財団理事長である王貞治氏との間で調印式が行われた(都庁第一本庁舎7階ホール)。プレ大会を今年7月下旬にカナダ、台湾など6カ国と地域のチームが参加して行い、来年7?8月に世界24カ国と地域による本大会を開く。

写真:一本足打法を披露する王貞治氏

東京都危機管理対策会議を開催
 4月28日、WHO(世界保健機関)が新型インフルエンザの発生段階(フェーズ)を3から4に上げたことを踏まえ、東京都新型インフルエンザ対策行動計画及び対応マニュアルに基づき、福祉保健局に「新型インフルエンザ対策本部(本部長:福祉保健局長)」が設置された。その要請を受け、東京都危機管理対策会議が開催され、島田危機管理監から各局に万全の体制をとるよう指示があった。

春爛漫、多摩川堤の桜並木
 多摩川に架かる睦橋から永田橋までの約2.5キロの堤(福生市)は知る人ぞ知る桜の名所。絶好の日和に恵まれた4月7日、その多摩川堤を訪ねた。ぽかぽか陽気に誘われて自転車で来る人、弁当持参の家族、木陰で寝転んで読書をする若者など、さまざまな人達が集まり、それぞれの桜を楽しんでいた。

IOC評価委が東京五輪予定会場を視察
 国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会は、2016年夏季五輪立候補都市の現地調査のため東京を訪れ、4月17日、都内の競技会場予定地を視察した。ナワル・ムータワキル委員長ら13人は中央区晴海のメインスタジアム予定地を始め各施設をまわり、メディアセンターとなる江東区の東京ビッグサイトでは、石原知事から、巨大な都市模型の前で、半径8キロ以内にほとんどの施設が収まるコンパクトな会場配置の説明を受けた。

写真:中央、左手で指差す女性、ムータワキル委員長とその左二人おいて石原知事
 5月
奥多摩町水道事業都営一元化基本協定締結式
 平成22年4月1日から、東京都が奥多摩町において水道事業を行うことが決まった。5月13日、奥多摩町福祉会館において「東京都の水道事業に奥多摩町の水道事業を統合することに関する基本協定」の締結式があり、石原知事と河村奥多摩町長で協定書が取り交わされた。

日露知事意見交換会開催
 5月12日、ここ10年休止されていた日露知事会議が、全国知事会の主催で日露知事意見交換会として再開された。日本側から9名、ロシア側から8名の知事が出席。石原知事は、「2016年東京オリンピック・パラリンピック招致活動」の協力要請に続き、中小企業の技術力や水道水に関しては、東京が世界で一番進んだ技術をもっているとアピールした。次回は来年モスクワで開催される。

2009東京国際ユース(U-14)サッカー大会
 第二回2009東京国際ユース(U-14)サッカー大会開催(5月2日~5日)に先立ち、5月1日、晴天にめぐまれた駒沢オリンピック公園総合運動場で都知事選手団激励会が開催された。石原知事のキックオフから始まり、選手(参加12チーム各1名)・エジプト大使にパスをつなぎ、北澤氏がシュートするセレモニーで締めくくられた。

写真:選手とシュートする北澤氏

都職員の夏のボーナス一割減
 都人事委員会は5月15日、知事と議会に対し都職員の今夏のボーナスを0.2ヵ月分(約一割)減らす勧告を行った。これは、景気低迷の影響で民間の夏のボーナスが大幅に減額されることを予想して行われた処置で減額の臨時勧告は初。約165億円の支出減になる。

写真:人事委員会委員長から勧告を受ける(右)石原知事
 6月
決定まであと100日
 2016年夏季五輪開催都市決定100日前の6月24日、招致委員会により、東京国際フォーラムガラス棟一階に、10月2日決定までの残り日数を刻むカウントダウン時計が設置された。除幕式には、北京五輪女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手、女子重量挙げ6位の三宅宏実選手やJOC関係者らが出席、招致ムードを盛り上げた。
廃プラスチックの埋立を0にするぞ!
 東京都は、循環型社会を実現し、地球温暖化防止に貢献するため、現在その約半分を埋立処分に依存している廃プラスチック類のリサイクルを推進し、平成22年度末までに「埋立ゼロ」を目指している。6月26日、これに協力して頂ける産業廃棄物処理業者の方々と、東京都庁において「廃プラスチック類の埋立ゼロに関する協定」を締結した。

太宰治生誕100年
 今年は「人間失格」や「斜陽」の作品などで知られる作家・太宰治の生誕100年にあたる。6月19日には三鷹市の禅林寺で恒例の「桜桃忌」が営まれ、多くの熱心なファンが訪れて太宰治を偲んだという。墓前には太宰の似顔絵やユリの花などが供えられていた。

三副知事体制スタート
 6月5日付で、谷川健次氏、山口一久氏が副知事を退任し、新たに佐藤広産業労働局長が副知事に就任した。佐藤副知事は「今までにない新しい発想を出して、スピード感をもって難局を乗り切っていきたい。」と意気込みを語った。これにより菅原副知事、佐藤副知事、猪瀬副知事の三副知事体制がスタートして初めての庁議が9日開催された。
 7月
ガンダム、お台場に出現
 お台場の潮風公園に、高さ18メートルの実物大ガンダムが出現した。これは、緑あふれる都市東京の再生を目指す「GREEN TOKYOガンダムプロジェクト」のために造られたもの。8月1日には2016年東京オリンピック・パラリンピック招致を応援するため招致ロゴが左肩に付けられ、お披露目のイベントが行われた。

甲子園出場の二校、都庁訪問
 夏の甲子園に出場する、東東京代表の帝京高校と、西東京代表の日大三高の両チームが7月31日、都庁を訪れ健闘を誓った。迎えた佐藤副知事は「決勝で両校が対戦し、優勝旗を東京に持ち帰ることを期待したい」と激励した。 写真:拳をあげ健闘を誓う両校ナイン

バッター石原知事で始球式
 7月29日、大田スタジアムにおいて、カナダやドイツなど5カ国・地域と都内の少年野球チームが参加する「世界少年野球フレンドシップ東京大会」の開会式が行なわれた。  始球式では、大会を主催する世界少年野球推進財団の理事長である王貞治さんの打撃指導のもと、バッターの石原知事が村田兆冶さん(同財団専務理事)と古田敦也さん(東京オリンピック・パラリンピック招致大使)のバッテリーと対決した。

写真:始球式でバットを振る石原知事

「若ナビ」でもやもやを吹き飛ばそう!
 東京都は、人間関係の悩みや心理的な不安、孤独などのもやもやした悩みを抱えた、主に18歳以上の若者を対象に、総合的な電話相談「若ナビ」を7月31日から開始した。開始前日には、「若ナビ」のメインキャラクターとなったタレントの加護亜依さんらが出演し、炎天下の新宿ステーションスクエアでオープニングイベントが開催された。
 8月
平成21年度 合同総合防災訓練を実施
 9月1日の「防災の日」を前に、8月30日、東京都・世田谷区・調布市による合同総合防災訓練が実施された。今回の訓練は、多摩東部を震源とする震度6弱の直下型地震が発生し、ライフラインが遮断されたとの想定で行われ、時折小雨が降る中、地元住民や警視庁、東京消防庁など1万人以上が参加した。

写真:ヘリで被災者を搬送する訓練を視察する石原知事ら

衆院選 107年ぶりに8月投票
 第45回衆議院議員選挙が8月30日に行われた。衆院選の投票が8月に行なわれたのは明治35年以来、実に107年ぶり。今回選挙時の都内の有権者数は約1,060万人で、小選挙区の投票率は、前回選挙を上回る66.37%となった。

写真:品川区内の投票所では若い人の姿も目立った。

都議選後初の臨時会が開催
 8月31日、7月の都議会議員選挙で選出された127議員出席のもと、選挙後初めてとなる臨時会が開催された。臨時会では正副議長が選出され、議長に田中良議員、副議長に鈴木貫太郎議員が就任した。このほか、常任委員や議会運営委員の選任、監査委員選任についての同意議決が行なわれた。

写真:就任の挨拶をする田中議長とそれを聞く向かって右、前列先頭の石原知事

東京五輪招致へ「おおきな弾み」
 9月2日、国際オリンピック委員会(IOC)は2016年夏季五輪の立候補都市に対する評価委員会報告書を公表した。これを受け、9月3日に都庁で開催された記者会見では、日本オリンピック委員会(JOC)会長で招致委員会の竹田恒和副会長が「我々が強調してきたことが反映され、招致に大きな弾みがつく」と感想を述べた。

写真:IOCの評価報告書を手に記者会見に臨む、竹田招致委員会副会長(左から2人目)ら
 9月
東京に農村風景が
 深い秋の空。ここ荒川と新芝川の合流地点にある足立区都市農業公園では、サツマイモ、ねぎ、にんじん、落花生などの野菜や米が収穫の時期を待ちわびている。農村の空気が流れる中で、いも掘りなどの農業体験や自然の虫や草花とふれあうことができる。

平成21年度 東京都名誉都民顕彰式及び功労者表彰式
 9月24日、都庁で、平成21年度東京都名誉都民顕彰式及び功労者表彰式が開催された。今年度は、福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役会長の王貞治氏(69歳)、甲冑師の加藤一冑氏(76歳)の2名に「名誉都民」の称号が贈られた。王氏は式直前に緊急手術を受けられたため、ご家族が代理出席された。

写真:自作の甲冑の前で記者会見に応じる加藤氏

知事が敬老の日を前に100歳訪問
 「敬老の日」を前にした9月9日、石原知事は今年100歳を迎えた櫻井八重さんを杉並区の自宅に訪ねた。八重さんは1909年(明治42年)、神田で代々続く医者の家に生まれた。100歳とはとても思えぬしっかりとした「江戸弁」で知事と昔話に花を咲かせ、健康の秘訣はと聞かれると「毎朝5時半に起きて外を掃くことと、食事に好き嫌いが無いこと」などと微笑みを交えながら答えた。

写真:「いつまでもお元気で」と櫻井さんの手を握る知事

2016年夏季五輪開催都市はリオデジャネイロに決定
 10月4日、国際オリンピック委員会(IOC)総会が開催されたコペンハーゲンから帰国した石原知事は、都庁で記者会見を行なった。会見には、知事のほか招致委員会の河野一郎事務総長など6名も同席し、現地での活動などを振り返った。

写真:記者からの質問に答える石原知事
 10月
石原知事、八ツ場ダムを視察
 10月19日、石原知事は、ダム建設計画から57年間が経過する群馬県の八ツ場ダム建設予定地を、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉県の5知事らとともに視察した。地元住民代表との意見交換の後、「八ツ場ダム建設事業に関する1都5県知事共同声明」を発表し、前原国土交通相に対して建設中止を白紙撤回するよう求めた。

写真:建設中の八ツ場ダムを視察する石原知事ら

関東地方知事会議に前原国土交通相が出席
 10月27日、前橋市で開催された関東地方知事会議に前原国土交通相が出席し、八ツ場ダムの建設について、石原知事をはじめ、建設事業費を負担する1都5県の知事らと意見交換した。前原国土交通相の「八ツ場ダムについては、マニフェストは堅持しつつ、治水・利水の方法について再検証し、代替案を提案していく。」との説明に対し、各県の知事から意見・要望が表明された。

写真:前原国土交通相に八ツ場ダムについて意見を述べる石原知事

都職員給与、過去最大の下げ幅に
 都人事委員会は10月9日、民間給与額との格差是正のため、都職員の給与を平均0.35%引き下げるように石原知事と田中良都議会議長に勧告した。また、賞与の支給月数も一律0.35月分の引き下げとなり、全体で年間給与額は平均17万6000円の減額となった。これは勧告を始めた1951年以降最大の下げ幅になる。

写真:(左)内田人事委員会委員長から勧告を受ける石原知事

五輪招致で広島、長崎両市長が来庁 
  2020年夏季五輪の招致を検討している広島市の秋葉忠利市長と長崎市の田上富久市長の二人が、10月27日、都庁に猪瀬直樹副知事を訪ねた。会談の中で猪瀬副知事は、都の招致活動の経験を踏まえ、国民的な盛り上がりの必要性を両市長に助言した。

写真:オリンピック資料を手に説明する、右から猪瀬副知事とその隣、秋葉市長と田上市長
 11月
黄金色に染まる季節
 11月末、神宮外苑の100本(樹齢101年)以上の銀杏並木が黄金色に染まった。多くの人が晩秋の陽光を浴びて、銀杏の落ち葉を踏みしめながら散策を楽しみ、黄金色の世界を満喫していた。

写真:正面に白亜の絵画館を望む

東京ビッグサイトに恐竜が出現!?
 11月6日、東京ビッグサイトで「2009年東京都ベンチャー技術大賞表彰式」が開催された。今回は148件の応募があり、大賞は病気の早期発見に役立つ医療技術を生んだ、シンセラ・テクノロジーズ株式会社の「超高感度同時多項目バイオマーカー診断法の開発」が受賞した。

写真:特別賞に選ばれたON-ART社の大型リアル歩行恐竜「ヤングアロサウルス」を見る石原知事

天皇陛下御在位二十年記念事業
 天皇御在位二十年をお祝いするため、即位礼正殿の儀が執り行われた11月12日、東京都は記念植樹(神代植物公園、若洲海浜公園ほか)、記念写真展(江戸東京たてもの園)、記念ライトアップ(都庁舎、レインボーブリッジ)や祝賀装飾バス運行などの各種記念事業が実施した。

写真:桜田門前を走る祝賀装飾を施した都営バス

熊手で福をかき集めよう
 府中市宮町の大國魂(おおくにたま)神社で11月24日、「二の酉(とり)」が開かれた。同神社の酉の市は関東三大酉の市の一つとして知られている。この日の人出は約6万人。参道には熊手を売る店が並び、不況を吹き飛ばすかのように売り手の威勢のよい掛け声がひびく中、手締めの音とともに縁起物の大ぶりの熊手が売れていた。
 12月
天に向かって「東京スカイツリー」が伸びる
 ついに「東京スカイツリー」の高さが平成21年末、200メートルを超えた。東京スカイツリーは五重塔の「心柱制振」など日本古来の技を最新技術で再現し、完成すると634メートルの高さになる。平成24(2012)年春、地上デジタル放送用の電波塔として開業予定で、東京の新たな観光スポットとしても期待される。
黄金色に染まる季節
 11月末、神宮外苑の100本(樹齢101年)以上の銀杏並木が黄金色に染まった。多くの人が晩秋の陽光を浴びて、銀杏の落ち葉を踏みしめながら散策を楽しみ、黄金色の世界を満喫していた。

写真:正面に白亜の絵画館を望む

世田谷ボロ市
 「世田谷のボロ市」が12月15、16日に開催された。15日は天候にも恵まれ、会場は掘り出し物などを目当てに買い物をする多くの人であふれていた。ボロ市の始まりは戦国時代に開かれた楽市にさかのぼる。現在は毎年12月15、16日と1月15、16日に開催され、東京都指定無形民俗文化財に指定されている。

「開かずの踏切」が開いた!
 東京都がJR東日本と進めているJR中央線連続立体交差事業において、三鷹駅から国分寺駅間の上り線を高架に切り換える工事が、12月5日から6日にかけて行なわれた。この区間の13箇所の踏切が全てなくなり、長年「開かずの踏切」と言われた踏切による交通渋滞が解消される。

写真:武蔵小金井・本町踏切付近

お台場に幻想の世界が出現
 お台場海浜公園で「お台場ウォーターイルミネーション」が開催された。大型ポンプで吸い込んだ海水を特殊ノズルで噴出して造りだす、高さ15メートル×幅40メートルのウォータースクリーンに、幻想的かつ立体的な映像が音楽とともに15分間映し出された。ライトアップされたレインボーブリッジを背景に、都会の夜を演出していた。
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