フォトイン東京 2008(平成20年)
1月
夕張派遣職員を知事が激励
 夕張市の財政再建に一役買おうと、猪瀬副知事の提案で、1月21日から同市へ派遣される百澤俊平主事(主税局)と鈴木直道主事(福祉保健局)に16日、石原知事より直接辞令が交付された。任期は2年間の予定。知事は、「いい経験。縦横無尽にアイデアを出して」と激励した。最後は猪瀬副知事も交えての記念撮影となった。

黄色い宝石「蝋梅(ろうばい)」
 年頭に咲き始める花々は何故か、黄色い花が多い。水仙、福寿草、そして1月から2月にかけて咲く「蝋梅」もその一つ。町田市の「忠生公園」には、70株ほどの蝋梅があり、満月などの品種が今を盛りに咲き誇っていた。花弁は蝋細工に見紛うほど、風にのって運ばれる甘い香りは天然の「香水」そのもの。来園者は手に取りながら、その香りを確かめていた。

都心も「雪化粧」
「都心は、23日未明からの雪で、2年ぶりの積雪となった。雪の量はさほどでもなく、建物の屋根や地面をうっすらと覆う程度だったが、この冬一番の寒さを記録した。都庁のそばの「新宿中央公園」では、雪の芸術家による「木々と雪」のコントラストが、水墨画の風情を醸し出した。

滞留者対策訓練を実施
25日の新宿駅、滞留者対策訓練が、約1400名の参加のもと実施された。新宿駅周辺には、震災時、約17万人の滞留者が想定されることから、この日の訓練となった。新宿駅西口では、百貨店や鉄道事業者の指示により、参加者が、各線の改札等から、目的のビルまで避難した。また、新宿中央公園では、仮設トイレの設営体験訓練、171災害用伝言ダイヤルの訓練や給水車による飲料水の給水などが行われた。
 2月
小笠原村「返還40周年記念キャラバン隊」知事を表敬訪問
 今年は、小笠原諸島が米国から返還されて40年目を迎える。その記念事業PRとして、「小笠原諸島返還40周年記念キャラバン隊」が2月5日、石原知事を表敬訪問した。森下一男小笠原村村長や記念大使に任命された俳優の辰巳琢郎さんら一行は、「東洋のガラパゴス」といわれる美しい島の魅力をPRした。なお、返還記念式典は、7月4日の予定で、島料理のコンテストなど、さまざまなイベントが企画されている模様。

「緑の東京募金」感謝状を贈呈
 2月14日、都庁において「緑の東京募金感謝状贈呈式」が行われた。緑あふれる東京をつくる「緑の東京募金」に多大な協力をいただいた団体・個人に対し、都から感謝状を贈呈するもので、今回はその第一回目。  知事賞には、「森ビル株式会社」と「学校法人文化学園」。特別賞は「アイルランド建築家協会」「アイルランド現代美術館協会」「韓国建築家協会」。環境局長賞は「大和ハウス工業(株)」「平和不動産(株)」「NPO法人ちんじゅの森」「(株)丹青社」「アサヒビール(株)」と高野伸行氏。  「緑の東京募金」にご協力ありがとうございます。

石原知事「東京消防庁救急相談センター」視察
 2月25日、石原知事は「東京消防庁救急相談センター」を視察した。同センターは、昨年6月より都民が救急車の利用で迷った時などの相談窓口として開設した。365日24時間体制で、開設から8か月間の受付総件数は18万517件にものぼる。医学的見地から適正かつ緊急に判断、助言を行い、救急車の適正利用に貢献している。知事は、都民からの相談の電話をモニタリングしたり、端末画面の操作などの説明に耳を傾けていた。その後、知事は同庁職員を激励、謝意を述べた。

皇太子殿下、都立青鳥養護学校を行啓
 皇太子殿下は2月29日、世田谷区池尻の都立青鳥(せいちょう)養護学校をご訪問された。殿下はパソコンの実習などをご視察された後、コサージュを制作する授業をご覧になられ、制作中の生徒に「難しくないですか。」などとにこやかに話しかけられた。その後、講堂で行われた国立音楽院のオーケストラ伴奏により生徒100人がドイツ語で歌う、ベートーベンの「歓喜の歌」を楽しまれた。
 3月
石原知事、ブレア前英国首相と会談
 3月16日、石原知事は、気候変動等を議題とした20カ国閣僚級対話(G20)へ出席のため来日したブレア前英国首相と会談を行った。地球温暖化対策について意見交換をし、ブレア前首相は、「東京都の計画は世界的に興味深いもので、これを日本全国に展開していくのが重要な課題である」と、都の取り組みを高く評価。会談後、二人は「地球温暖化防止シンポジウム」に出席した。
日暮里・舎人ライナーが開業
 3月30日に新交通システム「日暮里・舎人ライナー」が運行されるのに伴い29日、日暮里駅などで開業式典が行われた。テープカットの後、石原知事や地元関係者が試乗。ライナーは都の計画路線となってから、開業まで22年を要した。5両編成の車両はタイヤ式による高架軌道上の自動運転。日暮里(荒川区)から見沼代親水公園(足立区)までの9.7キロの区間を13駅、約20分で結び、この地域の活性化に期待がかかる。(舎人公園のバルーンフェスティバルにて。)

東京湾岸警察署が開署
 江東区青海に、警視庁の「東京湾岸警察署」が、3月31日オープンした。地上9階、地下1階建てで、外壁には「ピーポくん」のキャラクターと「Tokyo Wangan」の文字も登場。臨海地区のお台場や有明、夢の島を管轄する。開署式には、石原知事、矢代警視総監など関係者230名が出席。TVドラマに登場した「湾岸署」が現実となり、ドラマで活躍した俳優・織田裕二さんからの祝電も披露された。テープカットの後、警察署員が行進し、白バイ、パトカーなどの車列がパレードを行った。 写真・新宿の都庁舎前をスタートするランナー達。

春爛漫「上野公園の桜満開」
 上野公園では、1200本の桜も満開となり、春本番。3月29日は、花見日和にめぐまれて、1日中にぎわった。東京の桜(ソメイヨシノ)は22日に、全国で最も早く開花した。家族連れや外国人観光客は桜の花を撮影し、木の下では宴会を開き、多くの人が本格的な春の到来を満喫していた。
 4月
三宅島航空路線が再開
 島民の悲願がかない、4月26日から三宅島?羽田間の空路が7年8ヶ月ぶりに再開された。これに先立ち4月23日午前には、石原知事ら関係者を乗せたチャーター便が三宅空港に着陸し、喜びに包まれた多くの島民に迎えられた。三宅島空港路線再開記念式典で、知事は「空のアクセスが確保され、島の再開発の基盤が整った。多くの人に島へ来てほしい。」とあいさつした。当面、運航は1日1往復で、所要時間は約45分。将来的には、噴火前と同じ1日2往復を目指す。

写真:チャーター便からおりたった、石原知事

全国観光PRコーナーを開設
 4月17日、都庁第一本庁舎北側2階に「全国観光PRコーナー」が開設された。約100平方メートルのスペースに全国の観光パンフレットをそなえ、各自治体の観光・産業・物産展などのPRができるイベントコーナーもある。第1弾は宮崎県。東国原英夫知事も駆けつけ、盛大に記念式典を開催。年間190万人が訪れる都庁から全国各地の観光情報を発信していく。

写真:イベントコーナーを視察する石原知事

過激な展示会を知事熱視
 ファッションデザイナー山本寛斎さんの作品展「熱き心展・寛斎元気主義」が、両国の江戸東京博物館で7月6日まで開催中。開会に先立ち4月13日、石原知事が視察した。「日本人がかつて持っていた過激で情熱的な面を日本の美として再発見、世界で通用することを証明したかった」との説明に知事も共感。一緒に会場を熱心に見て回った。

写真:細かい所までかがみ込んで見る石原知事とその後ろの寛斎さん

東京選抜、惜しくも3位
 東京をはじめ世界9都市10チーム・14歳以下の選手による「2008東京国際ユースサッカー大会」。3位以上の決定戦が、調布市の味の素スタジアムで4月28日行われた。惜しくも決勝戦に残れなかった東京選抜はパリと対戦し、5対0で快勝。決勝戦はベルリンとソウルの間で争われ、厚いディフェンスを誇るベルリンが3対0で優勝した。

写真・テクニックを活かしパリに快勝した東京選抜(白いユニホーム)
 5月
開園50周年を迎えた「多摩動物公園」
 晴天の5月1日、多摩動物公園で、常陸宮ご夫妻ら約200人が出席して開園50周年記念式典が開かれた。式典後、ご夫妻は菅原副知事の案内で、50周年に合わせてつくられた「アジアの沼地ゾーン」のインドサイ舎などを視察された。多摩動物公園は上野動物園の分園としてオープンし、「行動展示」「生態展示」の元祖といわれている。

写真:インドサイ舎を視察する常陸宮ご夫妻

皇太子殿下、水道局施設をご視察
 5月15日、皇太子殿下は水道局の研修・開発センター(世田谷区玉川)と砧浄水場(世田谷喜多見)を視察された。殿下は昨年11月に国連「水と衛生に関する諮問委員会」名誉総裁に就任され、世界の水道事業に深い関心を寄せられている。研修・開発センターでは水道管の配管実習などを見学し、地中の水漏れを探す訓練も体験された。

写真:東岡水道局長から水道管の配管実習の説明を聞く皇太子殿下

ボノさんも一緒に植樹
 5月27日、海の森公園予定地(江東区青海)で植樹イベントが開催された。「海の森」は東京港・中央防波堤のごみ埋め立て地88ヘクタールに48万本を植樹し、30年後までに緑に変える造成計画。アイルランドの世界的ロックバンド「U2」のリードボーカルであるボノさんが、建築家の安藤忠雄さんの呼びかけに応じて参加。都内の小学生133人と一緒に11種270本の苗木を植えた。

写真:安藤忠雄さんと並んで植樹をするボノさん

都民を水害から守る地下調節池完成
 都は、環状七号線の地下50メートルに、溢れた水を溜める神田川・環状七号線地下調節池の工事を進めていたが、その第二期工事が完成し、5月14日、報道陣に公開された。第一期工事とあわせ内径12.5メートル総延長4.5キロメートルのトンネルが完成し、54万立方メートルの洪水を貯水が出来るようになり、神田川中流域の水害防止に大きな威力を発揮することになった。

写真:溢れた水を一時的に溜める内径12.5メートルの貯水用トンネル
 6月
東京メトロ副都心線「出発進行」
 東京メトロ副都心線の開業に先立ち6月13日、新宿三丁目駅で記念式典が開催された。式典には石原知事をはじめ約650人の来賓が出席し、開業を祝った。今回開業する区間は池袋?渋谷間約8.9キロメートル。これですでに開通している区間を併せ和光市駅から池袋、新宿、渋谷の三大副都心を経由した20.2キロメートルが繋がり、埼玉県南西部から都心へのスムーズな移動が可能になった。

写真・テープカットをする石原知事右から三人目
咲き乱れる花菖蒲10万本
 毎年6月、ここ東村山市の北山公園では約170種、10万本あまりの花菖蒲がいっせいに咲き乱れる。北山公園は新東京百景にも選ばれており、狭山丘陵を背景に豊かな水と緑に囲まれた自然公園。水田を活用した園内には野鳥が集まり、野草も自生している。白・薄紫・紫色の花々が水面に映える。そんな梅雨のひと時をスケッチしてみました。

写真:恒例の東村山菖蒲まつりも今年で20回目を迎えた

オリンピック招致へ「新エンブレム・新ポスター」発表
 2016年の夏季五輪の立候補都市に決まり、国際オリンピック委員会(IOC)から五輪マークの使用が承認された。それに伴い、新たに招致エンブレムとポスター(7種類)が作られ、6月12日、東京オリンピック招致委員会から発表された。新エンブレムは結びをテーマに「水引」をあしらったロゴマ?クに五輪マークと「CANDIDATE CITY」の文字を加えた。新スローガン「日本だから、できる。あたらしいオリンピック!」を掲げ、今後の招致活動に取り組む。

写真:新エンブレムとポスターの除幕を行う石原知事ら

東京でアジアの青少年障害者スポーツ大会を!
 6月10日、都庁で「東京2009アジアユースパラゲームズ」の調印式が行われた。来年9月開催予定の同大会は、アジア20カ国以上から障害を持つ14歳?19歳の青少年約700人が競技に参加する。式には石原知事立会いのもと、アジアパラリンピック委員会のザイナル会長、東京2009アジアユースパラゲームズ組織委員会の北郷(ほくごう)委員長が臨み、大会成功への期待が語られた。

写真・調印後かたい握手を交わす、左よりザイナル会長、石原知事、北郷会長
 7月
石原知事、羽田空港再拡張事業を視察
 7月31日、石原都知事、神奈川県知事、横浜市長、川崎市長の4首長が、4本目のD滑走路工事現場に桟橋から船で渡り、視察した。本格工事に着手して以来1年4ヶ月、平成22年秋の供用開始を目指して、24時間体制で順調に進んでいる。約2500メートルのD滑走路の供用により、国際定期便の増発が期待される。視察後、石原知事は「これだけの人口があって経済的可能性が集積している首都圏に、(国際)飛行場が成田にしかないのはおかしい。空からのアクセスは国家の繁栄のために不可欠。完成を熱願している。」と語った。

写真:視察を終えて、船から降り立った4都県市首長。後方に見えるのがD滑走路

小笠原諸島返還から40年
 米国から返還されて今年で40年目。7月4日、小笠原の父島で「返還40周年記念式典」が行われた。式典には石原知事も出席、来賓として挨拶した。また、真夏の太陽のもとメインストリートでは、森下村長と小学校の生徒を先頭に自衛隊音楽隊も参加して、島民による南国ムードたっぷりのパレードが行われ、雰囲気を盛り上げた。

メロンで町おこし
 7月15日から6日間、都庁の全国観光PRコーナーで北海道夕張市の観光物産展が開催された。財政破綻した同市応援のために都は職員二人を派遣しているが、この日は二人とも藤倉市長と共に上京、売り場に立った。また、猪瀬副知事も、メロン片手に「メロンを味わうところから夕張の良さを知ってほしい」と呼びかけ売り上げに一役買った。

写真・向かって右から猪瀬副知事、その隣り藤倉市長と百澤、鈴木の派遣職員

石原知事、北京オリンピック選手団に檄
アジアで三回目になる北京五輪日本代表選手団の結団式が、7月28日、皇太子殿下ご臨席の下、芝公園近くのホテルで開催された。引き続き行なわれた壮行会で、知事は選手団に対し「一つでも多くのメダルを取ることで東京招致の声も高まる、膨大な国費を使って行くのだから、死ぬ気で戦ってきてほしい」と檄を飛ばした。
 8月
北京オリンピックレスリングメダリストが表敬訪問
 8月27日、第29回北京オリンピック大会で活躍したレスリング選手らが石原知事を表敬訪問した。訪れた選手は、金メダリストの伊調馨、吉田沙保里、銀メダリストの伊調千春、松永共広、銅メダリストの浜口京子、湯元健一の6名。知事は「みんなよくやってくれたよ。あなた方で救われたよ。」と選手の活躍をねぎらった。浜口京子さんは「2016年の東京オリンピックを実現したい。」と招致への期待を述べた。

写真:左より松永共広、伊調千春、吉田沙保里各選手、石原知事、伊調馨、浜口京子、湯元健一各選手

「消防団員、募集!」ラッピングバス出発式
 東京消防庁は、8月25日、9月の消防団員募集強化月間を前に、都庁第一本庁舎2階正面入口前で、消防団員募集PRのラッピングバスの出発式を行った。特別区の消防団員は16,000人の定員に対し、約1割の欠員。不足している消防団員の充足率アップと入団促進キャンペーンのため、都営バス4台、都電荒川線1両を9月24日まで走らせる。

写真:出発式に消防応援団として出席した歌手の水前寺清子さんらによるテープカット

首都直下型地震に備えて
 防災の日を前にした8月31日、「東京湾北部を震源とする震度6強の地震が発生した」という想定で、都心部を中心に都内各所で東京都総合防災訓練が実施された。参加人員は約15000人。メイン会場となった銀座では、普段なら人や車で混雑する中央通りを封鎖。警視庁、東京消防庁をはじめ自衛隊や地元自治会が参加して都市型災害を想定した避難救助訓練が行われた。

写真:地下鉄構内から被災者を救助する自衛隊員

夏の想い出
 空には入道雲。けたたましく鳴く蝉の声。麦わら帽子をかぶり、カブト虫採りに夢中になったあの頃。クーラーも無く、団扇の風だけで、お腹を出して昼寝をした暑い夏。そんな遠い昔の記憶を甦らせてくれるような家族の原風景に、清瀬市にある2万平方メートルの農地に10万本のひまわりが咲き誇る畑で出会いました。

写真:清瀬ひまわりフェスティバルにて
 9月
「TOKYO体操」発表!
 2016年五輪招致に向けスポーツ機運を盛り上げる目的で、9月12日、都庁で、TOKYO体操が披露された。登場したイメージリーダーのAKB48のメンバー5人がダンス風のアクティブバージョンをリズミカルに披露した。続いて、椅子に座ったままのシッティングバージョンでは、漫画家の蛭子能収さんも加わって実演した。

知事の百歳訪問
 今年の石原都知事の百歳訪問は、11月1日に満百歳になる筝指導者の松井千代さん。敬老の日を前に、9月10日、知事は大田区のご自宅を訪問し、祝状と江戸伝統工芸品の鶴の置物を贈呈し、松井さんのご両親の話や女学校時代の思い出話に花を咲かせた。都内で今年度百歳を迎える人は1636名。昨年度より49人多く、百歳以上の人は計4254人に上る。

京浜三港首脳会談
 9月18日、京浜三港(東京港、横浜港、川崎港)の国際競争力を高めることを目的に、石原都知事と中田横浜市長、阿部川崎市長が都内で会談した。来年4月からコンテナ船の入港料を一元化することによって、船会社の経費節減と利用促進の方策を決めるなど、09年度中に一体運営を加速することで一致した。

高層ビルをバックにコスモス咲きほこる
 夏の日差しがまだ残る9月10日、港区の浜離宮庭園を訪れた。入り口から築地川沿いの道を行くと目の前にはコスモスの海。身の丈ほどに伸びた約20万本の(ピンクや黄色の)花が汐留の高層ビル群をバックに咲きほこり、訪れた人々は口々に感嘆の声をあげていた。
 10月
石原知事、校庭の芝生を素足で体験
 10月28日、石原知事は大田区立新宿(しんしゅく)小学校を訪問した。都は2005年度からオリンピック・パラリンピック招致を目指す2016年度までに、全公立小中学校約2000校の校庭芝生化に取り組んでいる。2007年度末で78校の校庭が芝生化された。石原知事は多くの児童に囲まれ、自らも素足になって鮮やかな緑の芝生の感触を確かめていた。

写真:素足になって芝生の感触を確かめる石原知事

C40気候変動東京会議開催
 地球温暖化は世界各地で深刻な影響が出ており、世界規模で早急の対策が迫られている。10月22日から24日、32都市の専門家が東京に集まり、C40気候変動東京会議が開催された。CO2の削減策、異常気象や自然災害、食糧問題などへの適応策が議論され、市民のライフスタイルの見直しなど、大都市が取り組むべき「13の共同行動」を行うことに合意した。

写真:共同記者会見の様子

晴天の第一回多摩川ウオーキングフェスタ
 晴天に恵まれた10月4日の「都歩(とほ)の日」、多摩川河川敷の羽村市(羽村取水堰付近)から大田区(大師橋緑地付近)に至る「たま リバー50キロ」を、家族連れや若者のグループなどが6コースに分かれ、ゴールに向けて歩いた。ゴール地点となったガス橋のイベントスペースでは、”TOKYO体操”の実演や大田区役所職員の阿波踊りなどの催しが行われ、第一回多摩川ウオーキングフェスタを盛り上げた。

写真:丸子橋付近を歩く、ウォーカー

振り込め詐欺を投げ飛ばせ!
 振り込め詐欺が過去最悪の勢いで増加しているため、都は10月7日、都庁で「振り込め詐欺撲滅五者宣言」と「広報大使」の任命式を行った。宣言を行ったのは東京都・警視庁・東京銀行協会・電気通信事業者協会・日本フランチャイズチェーン協会の五者。広報大使には、北京オリンピック柔道の金メダリスト谷本歩実選手が選ばれ、石原知事から任命書が手渡された。ちなみに谷本選手の得意技は一本背負いとか。

写真:石原知事から任命書を手渡される谷本選手
 11月
光の饗宴「40万個の輝き」
 多摩センターのパルテノン大通り沿いの58本のクスノキなどが、約40万個のイルミネーションによってライトアップされた。「光の水族館」、「サンタの森」や「おとぎの国」といった宝石をちりばめたような心躍る空間も広がっている。8回目を迎えた今年は、消費電力の少ない発光ダイオードを用い、環境に配慮したエコなイルミネーションが訪れる人を温かく迎え入れる。

写真:光の水族館

1000人参加の放射能テロ災害訓練
 11月7日、東京ビッグサイトにおいて、警視庁、東京消防庁、自衛隊などの約1000人が参加し、放射能をまき散らす爆弾テロを想定した実動訓練が全国で初めて実施された。東京消防庁の救助用無人ロボットや自衛隊の化学防護車も登場し、放射能除去や負傷者を怪我の程度に応じて分類するトリアージなどの訓練を行なった。

写真:放射能爆弾による負傷者(人形)を救出するロボット

ストップ・ザ「新型インフルエンザ」
 11月17日、都庁で「新型インフルエンザ対策シンポジウム」が開催された。新型インフルエンザは鳥や動物のインフルエンザウイルスが人から人へ容易に感染できるように変異して発生すると考えられ、人類のほとんどが免疫を持っていないため世界的大流行が危惧されている。この日は石原知事の挨拶の後、WHO西太平洋地域事務局長の尾身茂氏をはじめ三人の研究者による基調講演とパネルデイスカッションが行なわれ、今後の注意と対策が議論された。

写真:講演者によるスライドを使っての事例説明

五輪実現へ向け寛平ちゃん「走る大使」に就任
 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は、11月26日、タレントの間寛平氏を招致大使に任命した。マラソン走者としても活躍中の間さんは12月から世界一周に挑戦し、来年10月、2016年開催都市を決定するIOC総会開催地のデンマーク・コペンハーゲンに到着し、東京五輪招致PRをする予定。「総会の2?3日前にはなんとかして到着したい」と抱負を述べた。

写真:ロゴ入りキャップを片手にテレ気味に谷川副知事と握手する間氏
 12月
天皇皇后両陛下、障害者スポーツセンターをご訪問
 12月2日、天皇皇后両陛下は「障害者週間」(12月3日?9日)にちなんで、北区の東京都障害者総合スポーツセンターをご訪問された。両陛下は、障害を持つ競技者が行う各種の競技を暖かいまなざしでご覧になり、終了後は一人ひとりに暖かいお言葉をおかけになっていた。

写真・ターゲット・バードゴルフ(バドミントンのような羽根の付いた球をホールに入れる競技)をご覧になる両陛下

幻想の空間 六義園
 幻想の空間?六義園

 江戸時代の大名庭園である六義園は都内随一の紅葉の名所。11月22日から12月14日の期間、ライトアップされた。青空とのコントラストが鮮やかだった朱色や黄金色の木々も、夜の帳が下り、ライトに照らされると、水面に映え、訪れた人たちをしばし幻想的な夜の世界に誘った。

周産期医療体制整備PTが視察
 周産期医療体制整備PTが視察

 周産期医療体制整備を「患者側から見て問題を検証する必要がある」として、猪瀬副知事を座長に局を横断して設置したプロジェクトチーム。12月5日、都立墨東病院や東京消防庁の災害救急情報センター、救急相談センターと日本赤十字社医療センターなどの現場を視察した。猪瀬副知事は複数の切り口から改善を模索していくと述べた。

写真:通報システムなどの説明を受ける猪瀬副知事(消防庁・救急相談センター)

1万人が燃えた!東京オリンピック招致サポーター集会
 1万人が燃えた!東京オリンピック招致サポーター集会

 12月12日、2016年開催都市決定を目指し、「東京オリンピック・パラリンピック招致サポーター大集合!」が国立代々木第一体育館で開催された。石原都知事や北島康介選手らメダリストが決意を語り、集結したサポーターのオリンピック・パラリンピック招致へ向けた期待がますます高まった。

写真:福田富昭氏(北京オリンピック日本選手団団長)の掛け声で拳を突き上げ
このページのトップへ