水と緑と歴史と
多摩川に沿って(狛江市)
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狛江駅北口の左手に、こんもりとした森がある。特別緑地保全地区に指定された緑地で、駅に接したところでも、季節の変化を身近に感じることができる。その一角にある泉龍寺は、奈良時代に創建されたとも伝えられ、境内には江戸時代からの建物が並ぶ。また、山門横の弁財天池は、雨乞いの伝説とともに和泉村の「霊泉」として知られていた。 寺の北側の六郷さくら通りに出て、西へ、多摩川に向かう。農業用水として江戸時代初めに開削され、狛江から世田谷〜大田の地を潤していた六郷用水を埋め立てた道路を進む。 |